イナゴとは、仮想通貨市場において急騰したコインに一斉に飛び付く個人投資家を指して言います。
株式市場における「提灯(ちょうちん)」と、ほぼ同様の意味と捉えてもよいでしょう。
イナゴも提灯も同様に、この状況になると急騰した銘柄は一転急落します。
こういった現象から、「餌に飛び付き食い荒らす」と意味で「イナゴ」と言われるようになりました。
仮想通貨市場も株式市場も、一旦急騰した後の暴落を観て買いのタイミングを見極めるのが機関投資家なのです。
尚、現在この「イナゴ」という言葉自体が死語(誰も使わなくなった)になりつつあります。
FUDとは、不安(Fear)・不確実(Uncertainty)・不信(Doubt)の頭文字を取ったもので、仮想通貨のネガティブ性を表す時に使われます。
発祥は不明ですが、新たな仮想通貨の情報などで自称仮想通貨アナリストなどのレポートブログなどで使用されるようになりました。
仮想通貨そのものを指して言うのが基本ですが、そのプロジェクトや推進者を指して言う場合もあります。
このFUDが多用される記述が多い仮想通貨(ブロックチェーン)は、要注意と意識すればよいでしょう。
エスクローとは、商取引の際に信頼できる第三者を仲介させて取引の正当性を担保させる第三者貯宅をいいます。
発祥は、1947年のアメリカで不動産取引を公正に行う為に考案されたものです。
ビットコインは、このエスクローをブロックチェーンを用いて当事者同士で行うも第三者が仲介をせずに成立させる事を実現したのです(P2P取引)。
この仕組みは当事者のマルチシグ(複数署名)と、コンセンサス(合意)という仕組みを用いて実現させました。
アトミックスワップとは、近年のDeFi(デファイ)=「分散型金融」における仮想通貨取引所を介さずに種類の異なる仮想通貨を直接保持者同士が相対で交換する事を言います。
手数料などがかからない半面大きなリスクが伴います。
ここで、回避策として一般的に用いられている方法が直接本人同士が会ってその場でスマートフォンを利用して交換し合うという方法ですが、近年ではこの仕組みをブロックチェーンを用いてサイト上で行えるようになっています。
交換レートは、本人同士の合意で決めます。
本来であれば金融商品取引法に抵触するのですが、仮想通貨に関しては法律が追いつかない状況となっています。
レバレッジとは、レバレッジ効果もしくはレバレッジ取引を指し、「レバレッジ(てこ)」の法則のように少ない資金で大きなリターンが期待できる効果や取引をいいます。
金融商品としては、株式信用取引や先物取引、オプション取引、外国為替証拠金取引、商品先物取引、CFD取引などが存在します。
これらは、一定額の保証金を預け入れて、その数倍から数十倍の取引を行う事ができます、したがってリターンは大きいのですが損失も大きくなり、ハイリスクハイリターンの代表格でもあります。
その金融商品に関して熟知した人が行う事で大きな利益を出せる一方で、経験不足の人による大きな損失もまた社会問題になった時期もあります。
今後は、仮想通貨に関するレバレッジ取引も盛んになると思われます。