2023年3月 3日 07:00
私は子供の頃から目が悪く本を読むのが辛い為に小説代わりに映画をよく観ます、バブル期にはレンタルビデオを毎日のように数本借りては徹夜で楽しんでいました。
4年前にホームシアターの趣味が復活し、最近の映画や懐かしい映画をDVDやブレーレイを買ってきては毎週末に楽しんでいます。
話題になったSF映画はほぼ全部観ていますが、何度見ても新たな発見があるのは面白い事実です、おそらく思考に入ってくるシーンが状況によって異なるのだと理解しています。
テレビにインターネット機能が付属しているのでVODでも楽しめるのですが、圧縮された映像とサウンドはどうしても物足りなく、私にはノーカットのハイスペック映像とサウンドが重要です。
映画そのものを楽しむのは勿論ですが映画から多くの学びがあるのも楽しみの一つです、例えば英語のシャレた台詞に感銘し遠回しな英語表現をネットで調べては納得しています。
人間関係での学びもたくさんあります、正義や愛の形が100人いれば100通り在るなど、今となっては当然ですが自分を理解してもらおうと思う前に他者の気持ちを先に考えるようになったのも映画の影響が大きいと思います。
またサバイバル状況下ではどんな性格の人が生き延び、どんな性格の人が淘汰されるのか、そんな深刻なメッセージも裏読みしては楽しめるのです。
特にここで言いたかった事、それは最新のSF映画には私のITビジネスに直結したビジネスヒントがたくさんあるということです。
特許化の問題解決の糸口に、実用新案へのクレーム(要求項)発案に極めて新鮮なヒントが多数あります、これが一石二鳥で有意義な時間を得られると思うのです。
思考が凝り固まった人に会う度に「もっとSF映画を観ればいいのに」なんて考えたりします、映画には多くのメッセージと学びが詰まっています、ビジネスが上手くいかずに落ち込む前にできるだけ多くの映画を観て学んでほしいと思うのです。
SF映画とはいえ人の心の奥に潜む複雑な心理や葛藤を描いているものが多く、心理学的な要素を大いに学ぶことができます。
またSF映画には陰謀論や哲学といったカテゴリについて知らないと楽しめないものも多く、多くの雑学を学ぶきっかけを与えてくれるのも確かです。
そして「見えないものを見える化する」という、柔軟なIT志向への思考鍛練にはSF映画が最高の教科書であると断言できます。
多くの特許のアイデアは、「どうしたら、それが可能になるか?」ではありません、「何故、これまで不可能だったのか?」から生まれるのです、この多くの解がSF映画にびっしりと詰まっているのです。
懐疑的に思考する前に先ずはSF映画の話題作を100本何も考えずに観ることです、幾つもの理解不能な初めて聞く単語や会話が出てきますが当面はスルーパスするのが正攻法です。
そのうち気になることを調べ出すようになれば、少しはこの記事の意味も理解できるようになるでしょう。