2023年2月 6日 07:00
アメリカのAIベンチャー企業が構築した、「クリアビューAI」が世界中で物議を醸し出しています。
その「クリアビューAI」は、SNSなどのソーシャルメディアに投稿された顔画像やプロフィールの顔画像を世界中から100億枚以上収集し、既に顔データーベースにリスト化しているとされています。
その根拠の一つとして、今回のロシアのウクライナ侵攻において、ウクライナ政府が戦死したロシア兵の身分を特定する為に「クリアビューAI」と提携するというニュースが流れています。
顔認識などの画像解析はAIの得意とするカテゴリです、ほぼ正面から撮った顔画像があれば髭を生やしても笑ったりしていても本人を特定します。
更には、極端な整形手術でなければ補正処理で特定します、また斜めからの画像でもデフォルメ処理を行って正面画像に修正して特定します。
もし、あなたが現在SNSをやっていて自撮り画像を上げているとしたら、間違いなく既に「クリアビューAI」は顔認識データーベースに登録しているでしょう。
過日の硫酸事件の犯人が2日後に逮捕されました、その裏で捜査員を大量導入して各所の監視カメラの画像を分析したとありました。
しかし、今後このような事件の犯人は確実にAIの顔認識とブロックチェーンのトレーサビリティによる自動追跡システムによって瞬時に逮捕されるようになるでしょう。
今の時代は、ありとあらゆる場所に監視カメラが設置されています、例えば自分の住む町の名前と「ライブカメラ」を付けて検索してみてください、リアルタイムのライブカメラの画像を観ることができます。
しかし、これは公開されているライブカメラだけで、公開されていない監視カメラはこの数万倍の台数が存在しています。
AI画像認識はこの数年間で恐ろしいほどに精度を上げています、そしてその活用を意識して世界中で監視カメラを大量に設置しているのです。