2022年10月31日 07:00
全世界のキャッシュレス化普及率が50%を越えてきているのに対して、日本はまだ30%台と大きくキャッシュレス化に後れをとっています。
その最大の理由は、国民性と日本の紙幣は偽造されずらい安全な紙幣であるとされています。
特に国民性は世界に脅威を与えるほどのタンス貯金大国だということをみても頷けます、貯金額と一人当たりの平均額は他国を大幅に引き離しています。
また、日本人は安全性を重視する国民であり、盗難や紛失、また情報漏洩による悪用やスキミングの恐れのあるクレジットカードなどに強い抵抗感を持つ人も多いのもその一環だと思います。
しかし今後は一気にキャッシュレス化の波が押し寄せてきます、海外に行って日本人がまず驚く事に路地裏の小さな居酒屋でも雑貨店でもクレジットカードやデポジットカードで支払えるということです。
これはヨーロッパの国の話しではないのです、発展途上のアジアの多くの国の話なのです。
ほんの数年前まで日本にはデポジットカードすら存在していませんでした、中国や韓国では20年以上も前から皆が使っていたにも関わらず。
日本の現状を言うと、電子マネーは今でこそコンビニを中心に使える店が多くなってきましたが、全国展開の大手であるにも関らず雑貨店やスーパーで現金のみという現実を見てため息さえも出てきません。
そんな日本ですが、銀行では数年前から徐々にデポジットカードを発行し始めました、今後どの銀行でも発行するようになってくるでしょう。
ただ問題は使える店がどれほど増えるかという問題です、日本では電子マネーやカードが使える店が極めて少ないと言わざるを得ません。
そんな現状ですが、ここ数年でどんな店の店頭にも電子マネーでの支払い用端末が置かれるようになるでしょう、またスマートフォンを利用したQRコードでの決済も広がってくると思います。
政府では今年度度中には、日本のキャッシュレス化普及率を40%に引き上げたいという意向を示しています。
益々IT業界は忙しくなり潤ってきます、日本で4度目となるITバブルの到来ですが過去に例を見ないほど大きなものとなると予測しています。