スナックやビールのおつまみとして売られているヒマワリの種には、各種のビタミンや微量栄養素であるフィトケミカルが豊富に含まれています。
また殻にも豊富なフィトケミカルが含まれていて、歯で殻を割る際に摂取できるのだそうです。
ということで、ヒマワリの種を食べた後の殻をお茶にしたらどんな味になるのか実験してみました。
殻を天日乾燥させます。
ヒマワリの種の殻を煮出します。
とても香ばしくて美味しいお茶が出来上がりました。
出がらしは家庭菜園の肥料として利用します。
味は渋甘でけっこういけます、麦茶よりも美味しいお茶になりました。
捨てていた微量成分もこうして摂取することができます。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
その野菜の中でも特に「香草/香辛料」と呼ばれるものは野菜本来の成分に加えて独特の成分が含まれており、その成分が独特の味や香りの基となっています。
今回は「ミツバ」です、ミツバは日本各地をはじめ朝鮮半島やサハリンなどに自生するせり科越年生植物で江戸時代には栽培されていたとされる古くから日本では野菜として食されていました。
ミツバの独特な香りや味は「クリプトテーネン」と「ミツバエン」という成分で、神経を静めてストレスや不眠症を解消したり食欲増進の効果が認められています。
ミツバは香りを楽しむ野菜としてお吸い物などで食されていますがカロチンが豊富に含まれており、目や皮膚の粘膜を保護し視力低下や肌のトラブルに効果が有るとされています。
また鎮静効果があるので不眠症やイライラの解消にも効果があるとされています、更にはミネラルも豊富で特に鉄分が豊富であり貧血などにも有効です。
ミツバは血液を浄化させ肝臓にも良いとされています、お吸い物や鍋などに用いて香りだけではなく成分的にも食したい香草の一つです。
「ヤーコン」という植物の根や茎、葉が薬効成分が高いと各所で研究されています。
6年前に知ってからサツマイモのような根を生で食し、調理して食し、そして今度は葉っぱを乾燥させてお茶にして試してみました。
市販されているヤーコン茶は茎まで使い麦茶などとのブレンド茶です、ファンシーフーズではそのままの効用を試すために、生産者から直接頂き100%のヤーコン茶を研究中です。
1枚の葉を500ccの熱湯で煎じて飲んだみたらものすごく苦いです、量は1枚で1リットルでちょうど良いことが解りました。
成分は多種のポリフェノールが豊富で成人病予防に効果があるそうです。
根は生で食せばまるで梨のようにシャキッとして甘くて美味しいです、生食でのバーニャカウダやサラダ、炒めてキンピラ、他にも薬膳料理などにも使えます。
1985年から研究栽培されてきたヤーコン、一般的に知られるようになれば嬉しいです。
ヤーコンの葉を乾燥させたヤーコン茶
ヤーコンの生葉
ヤーコンの根。
生で食せます。
根を切ったところ、梨のような食感と味がします。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
その野菜の中でも特に「香草/香辛料」と呼ばれるものは野菜本来の成分に加えて独特の成分が含まれており、その成分が独特の味や香りの基となっています。
今回は「トウガラシ」です、トウガラシはアマゾン川流域原産のナス科一年生植物で日本には豊臣秀吉が持ち込んだと言われています、強烈な痛いような辛さは「カプサイシン」というカルカイドで血液の循環作用や殺菌作用が知られています。
ご存知「七味唐辛子」の主成分で他の6種はゴマ、サンショウ、みかんの皮(陳皮)、ノリ、ケシの実、アサの実を細かく粉にしたもので辛味を加えるだけではなく食欲増進や消化を良くすることで知られています。
また保温効果はウォッカに漬けてロシアなどでは良く飲まれており、ワセリンに加えて手や足に塗って防寒に利用されています。
その他の成分としては意外とビタミン類が豊富でカロチン、ビタミンB群、ビタミンCが豊富で実は勿論のこと日本では古くから葉も炒めものなどにして良く食されています。
夏バテ防止や寒さ防止に生活には欠かせない重要な食材として各国で大切に扱われています、中国や韓国をはじめとしたアジア諸国にはまさに生活にもっとも身近な食材と言えるのではないでしょうか。
山形県では普通に食べられているスベリヒユ、農場視察の際に見つけて採取してきました。
山形県では湯がいてお浸しで食されています。
実際に作って見るとヌメリがあってモロヘイヤのようで大変美味しいです。
茎の部分がコリコリと絶妙に良い食感でたまりません。
実はスベリヒユは優れた薬用植物であるのです、話題の「オメガ3脂肪酸」を豊富に含みます。
「オメガ3脂肪酸」とは、α-リノレン酸(ALA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)の総称で、サプリメントでも有名な薬効成分です。
動脈硬化やコレステロールが気になる人には積極的に食べていただきたい野草です。
現在、製薬会社が研究用に栽培し、サプリメントや機能性食品(飲料)としての実用化を目指しています。