野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は夏から秋にかけて収穫され冷気によって糖が熟成されたホクホクした美味しいものが出回る「カボチャ」です、「カボチャ」の原産地はこれまで名前の由来とされてきた「カンボジア」ではなくて実は中央アメリカです。
「カボチャ」の名前の由来である「カンボジア」が原産国だと思われていますが、これは16世紀にカンボジアからポルトガルへ向かう船から初めて持ち込まれたものであることから付けられてしまったためです。
「カボチャ」の最大の栄養素はカロチンです、これは体内でビタミンAに代わり皮膚の強化や体力増強、疲労回復、風邪予防には欠かせない栄養素です。
夏の終わり頃に豊富に取れる「カボチャ」は長期保存が可能でまさに秋から冬に多く食べられています、そういう意味でも自然とは本当に良くできているものです、冬場に必要なビタミンAを夏野菜がもたらし糖を熟成しながら春まで保存可能なのですから。
ビタミンAの他の効用としては眼精疲労、粘膜の強化(鼻血防止など)、美肌などがあげられます、また他の野菜に比べ群を抜いて豊富なのが女性には特に重要なビタミンEです。
カロチンとビタミンEの組み合わせは活性酸素を取り除き癌予防や成人病などの万病の薬になります、そしてアンチエイジングには欠かせない栄養素です。
特に中わたの部分は他の部分の5~6倍ものカロチンが詰まっている部分です、美味しくないと捨てずにてんぷらなどにして食するようにしたいものです。
種は日本以外のアジア諸国では酒のおつまみなどで普通に食べられています、日本でも昔は食べられていましたが今では見かけなくなりました、中国や韓国ではいまだにコンビニなどでも買えおつまみにしたり料理に使われています。
この種にはリノール酸が豊富に含まれており動脈硬化予防には最高の薬と成ります、ただし消化吸収が悪いために油で揚げて食するなどの工夫が必要になります。
夏の「カボチャ」は中わたも含めて天ぷらや薄くスライスしてサラダで食し、秋から冬のホクホクした「カボチャ」は煮物やみそ汁に入れて食するとその季節に必要な栄養素が採れて栄養バランスが良くなります。
夏には疲労回復と美肌効果を期待し、冬には風邪防止と皮膚強化に期待できる「カボチャ」はまさに3シーズン通しての万能薬でもあるのです。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は冷やして食べると美味しい「キュウリ」です、「キュウリ」はインドはヒマラヤ地方原産のウリ科の1年生植物で「タマネギ」や「トマト」などと同様に世界中で食されているポピュラリティを得た野菜の1つです、その原種の歴史はインド文明開花とほぼ同じころから栽培されていました、日本では約1000年ほど前に渡来して栽培されるようになりました。
「キュウリ」には他のウリ科の植物の特徴の一つでもある 「イソクエルシトリン」という強力な利尿効果のある成分が多量に含まれています、これはスイカやメロンなどと同種と考えても問題ありません。
したがって身体のむくみを取るには最適な野菜です、また利尿と同時に身体の毒素も排出してくれます、この意味でも冬にも身体の冷えに注意しながら漬けものなどで摂りたい野菜の一つです。
また多量に含まれる「カリウム」も利尿やむくみ解消効果が期待できます、夏の暑い時には生で食し寒い季節には漬けものや加熱して食するとよいでしょう、「キュウリ」の薬効成分は加熱しても壊れませんからスープなどにも入れてみては如何でしょう。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は薬効成分が豊富な「ニラ」です、「ニラ」は中国本土と日本が原産のユリ科の多年生植物で元々は雑草で別名「陽起草」とも呼ばれるほど生命力の高い野菜です。
一度植えると放っておいても毎年収穫できるほどの生命力を備えているために「なまけ草」とも呼ばれています、それほどの野菜ですから栄養価も期待できます。
またニンニク、ネギ、ラッキョウ、ヒルと共に五大薫草として、その匂いのきつさからも薬効成分が豊富である事が解ります。
それほどの生命力を持つ「ニラ」の主な薬効成分は「硫化アリル」で匂いの基はこれです、「硫化アリル」は身体を温め消化作用を促進し殺菌や消炎作用があります、血をサラサラにし綺麗な血にする活血化作用は、血が水分不足でドロドロになりやすい暑い季節には欠かせない薬効成分です。
当然のこと血がドロドロになることで起こる頭痛、めまい、耳鳴り、動悸、生理不順などの予防や治療にも効果があります。
ビタミンAやB群も豊富でスタミナ料理である「レバニラ炒め」は、玉ねぎを加えることで実に栄養バランスの取れた料理となります。
また栄養バランスという点で相性の良いのはタマゴ料理です、ニラをたくさん入れたオムレツやタマゴスープもスタミナ料理と言えます。
近年は柔らかく甘みのある「黄ニラ」も多く売られるようになりましたが栄養価という点では緑色の本来のニラの方が断然高いです、ニラを食べるときは肉やタマゴと合わせて食するのがよいと覚えておきましょう。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は年中利用され薬効成分が高い「ピーマン」です、「ピーマン」はアマゾン川流域が原産のナス科の1年生植物で名前の由来はフランス語の「赤いトウガラシ」と言う意味からです。
ピーマンは緑色というのは日本だけの話しで多くの国では赤に染まった完熟ものが好まれます、つまり緑色をしているのは早摘みしているからで収穫期間を短くし日持ちさせるための作戦にすぎません。
ピーマンの主な成分はビタミンAの基になるベータ・カロチンをはじめとしてビタミンB1、B2、C、毛細血管を強くして出血に強いビタミンPが含まれる夏が旬の野菜です、更には濃い緑色は葉緑素でクロロフィルと呼ばれる成分です、これは血中の余分なコレステロールを排出し血をさらさらにする働きがあり成人病予防には効果絶大です。
尚赤く完熟してもクロロフィルが減少することはありません、またケイ素も含まれており爪や髪の毛の発育には欠かせない重要な成分です、トータル的にはがん予防効果があることも解っています。
最近は肉厚の色鮮やかなピーマンの品種改良種のパプリカがイタリアン料理の流行で重宝されていますが、栄養素的には本来のピーマンには敵いません。
今では年中食べる事ができるピーマンは熱を加えても殆ど壊れることがない栄養豊かな野菜です、いろいろな調理で積極的に取り入れてほしい野菜です。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は薬効成分が高い「ホウレンソウ」です、「ホウレンソウ」はアルメニア原産の越年生植物でアカザ科の植物です、秋から冬にかけての寒い時期にも出回るハクサイと並ぶ貴重価値のある葉野菜の代表格です。
江戸時代に中国から伝えられた品種と明治時代にヨーロッパから伝わった品種が日本には混在していますが、どちらも非常に栄養価の高い野菜です、茎が赤くなる品種はヨーロッパ産と覚えておくと良いでしょう。
主な成分はビタミンAの基となるベータ・カロチンをはじめとして、ビタミンB群、C、女性には重要なE、止血に効くKなどビタミンのオンパレードです。
更にはヨウ酸は貧血症の特効薬です、他にはミネラルがまた豊富で列記したら切が無いのですが鉄、マンガン、リン、ヨード、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどは特に多く含まれています。
これらのミネラルの薬効としては造血や新陳代謝を促すなどまさに薬要らずの万能野菜です、更にはリジン、トリプトファン、シスチンなどDNAや細胞を構成するアミノ酸が豊富に含まれておりビタミンやミネラルなどと総合して若返りの薬ともなるのです。
ホウレンソウの効果的な食べ方は水に溶け出してしまう成分もあるので、さっと火を通したおしたしや溶け出した成分を全部摂取できるスープが最適です、また新鮮な有機栽培のものであればサラダやジュースなどで生で食べるのもとてもよいです。
気をつける点としては鉄やマグネシウムが豊富に含んでいるので、バランスよく食べないと身体を冷やすだけでなく腎臓や尿管に結石しやすいので注意が必要です。
日ごろから水分を多く取るような人は問題無いのですが、尿が濃くなると特に結石しやすいので一度に多量摂取は禁物です、何事も過ぎるのはよくありません。