2024年5月17日 10:00
日本の大学医学部を中心とした研究グループである「コロナ制圧タスクフォース」から、興味深い報告がなされています。
同タスクフォースでの報告で、「DOCK2」という遺伝子近くの遺伝子情報が若干違う人が日本人の場合では20%ほど存在しており、この人は他の人に比べて重症化するリスクが2倍以上あることが解りました。
また、感染しにくい血液型はO型で、もっとも感染しやすいAB型はO型の1.6倍の感染リスクがあるということです。
ちなみにA型とB型はO型の1.2倍とAB型に比べてそれほど大きな差はみられません。
これは血液型に詳しい人なら解ると思いますが、A型とB型にはAO型とBO型というO型との混在型が75%存在していますが、AB型にはO型の要素が全くありません。
この血液型での感染リスク比率はインフルエンザウイルスの場合と酷似しており、O型及びO型混在型はウイルス感染リスクが低いということが解ります。
O型は人類誕生時からの血液型で最も古い原始血液型です、ウイルスも人類と共に進化しています、その進化の過程で現在ではO型が他の血液型よりもウイルスの進化と一致しない傾向になっていると考えられています。
ちなみにO型が他の血液型に比べて感染しやすいウイルスは唯一「ピロリ菌」だけです、ピロリ菌は人類発祥から共存しているウイルスであり感染とは言えない関係にあります、ただ免疫力が落ちると胃潰瘍を引き起こすということだけが解っています。
ピロリ菌は胃内に普段は大人しく生存している菌ですが、O型のほとんどの人がピロリ菌を持っていますがAB型の人でピロリ菌を持っている人は皆無です。
このピロリ菌は何のために人類発祥時から胃内に生存し人類と共存してきたのか、そしてその目的は何なのかなど多くが謎のままのステルスウイルスなのです。
ただ、「詳しくは今のところ解らないが、ピロリ菌の有無とウイルス感染リスクは無関係ではなさそうだ」という医療機関の報告もあります。
何事も「原因が在っての結果」です、ウイルス感染も何かの原因を突きとめることで予防方法が解るというものです。
今後も、「コロナ制圧タスクフォース」を初め世界中の医療機関からの研究報告から目が離せません。
私は30年前にあの世へ行きかけた大病を患い、以後自身の身体について知りたくて多くの医学書を読みあさり常に世界中の医療情報を得ては自分なりに調査研究しているのです。