2023年10月19日 07:00
オーディオ道楽を始めるとこれまでの感覚と違ってくる感覚が沸き上がってきます、その最たるものが音楽を聴く意味だと思います。
あくまでも自分の好きな音楽を良い音で聴きたいがためのオーディオであるはずです、それが音楽を愉しめなくなってくるのです。
何気なく聴きながせていた何時ものCD、その音の一つ一つが気になり始めてきます。
締まったベースの音が欲しいとか、耳をつんざくような生々しいトランペットやドラムのクラッシャーの音が欲しいなどと、ここで考えなくてはいけないことがあります。
それは先述の音楽を良い音で聴くのが本来のオーディオの愉しみなのです、音楽を聴くことがストレスとなり苦しくなってくるようであればオーディオ道楽を一旦は止めたほうが身のためだと思います。
重い機器を常に入れ替えたり頻繁に音の調整をしたり、納得いかなければ新機種を購入してでも貫く、でもそれをワクワクしながら愉しんで行うことがオーディオ道楽なのです、その結果においてこれまでよりも良い音で自分の好きな音楽を愉しめるのです。
ときどき見受けるのです、音楽を愉しんで聴くのではなく音のチェックのためにだけに聞いている(聴いているではなく聞いている)ような人が、こうなっては道楽としての本分を逸脱しています。
好きなことを愉しんで行えることが道楽の基本中の基本です、だから私はその時に心が欲する音楽しか聴かないのです、例え音質のチェックのためでも欲していない音楽を無理やりに聴くことはしないのです。
例え好きなジャズでも、自分に合わないと思うCDは身近には置かずに買って一度聴いたらすぐに売ってしまうか欲しいという人がいればプレゼントします。
音を追求する前に、オーディオを道楽とするなら音楽を愉しむことができる状況を継続させることが重要だと思ってやみません。
好きな音楽を愉音で聴きたい、その先にオーディオ道楽が存在できるのです。