
私が実践しているデジタルマーケティングは「見せない、集めない、売らない」という3つのキーワードを基本にしています、そしてこれをポリシーとしてオウンドメディアで情報配信しています。
したがって見てもらうための情報ではなく自身の経験からくる自分のための記録的な記事ばかりとなっています、でもこれが極めて有益に機能しているのです。
先日も私のビジネスブログの愛読者だという人からメールがきました、「読んでもらえるか解りませんが・・・」と冒頭で述べており文面から紳士な人であることが伺えます。
私が返事をすると、さらに「まさか返事までもらえるとは」とそこで初めて相談内容を伝えてきました、まさに私が理想とするデジタルマーケティングの姿がここにあります。
私の本業は最先端IT及びM&A・上場支援・再生を最大の売りにした経営コンサルティングです、したがって顧客は法人、しかもそれなりの規模で社歴の長い法人をターゲットとしたB2Bビジネスとなります。
100人に1つの商品を買ってもらうB2Cビジネスではなく年にたった1社でも契約してもらえれば充分に経営が成り立つビジネスです、これがデジタルマーケティングはB2Bビジネスにおいて有効だという証明です。
「見せる、集める、売る」B2Cビジネスに対して、「見せない、集めない、売らない」B2Bビジネスは不要な出会いを求めたりお付き合いもする必要もなくマイペースにビジネスが行えます。
そして契約いただいたクライアント様に充分な時間を割き誠意を持って丁寧に業務を遂行できます、だから長期間継続してもらえるし新たな顧客探しを積極的にする必要もないのです。
静かなるデジタルマーケティングの実践、一度でも体験してみればその有益さを理解できるでしょう、もっともその前に有益なB2Bビジネスを確立するという課題をクリアしないといけません。

動画配信サイトでの所得が1億円越えという現象も珍しい時代ではなくなりました、それほど現在は他者の情報にお金を払うのが普通になってきたのでしょう。
ところで、この最近の傾向として読者を増やしている動画や写真SNS発信者の多くは一般の高齢者だといいます、そういえばテレビのドキュメンタリー番組でも高齢者が数多く登場しています。
例えば人里離れたところで一軒だけある古家での生活や、昭和時代の機械や道具などを使って今に工夫する情報などは見ていて非常に楽しいし、更には凝り固まった思考が解け新たなアイデアが浮かんでくることもあります。
これまでは作り込まれた情報が受けていましたが、これからの時代は作り込まれたものではなく極々自然な生きた情報が好まれるようになるでしょう。
なによりもその情報にはギラギラした自己利益優先のビジネス臭を感じません、見せるから見てもらう時代になったのです、これからの時代は何事もプッシュ型からプル型への移行が進むものと思います。
投稿@伊東久雄

デジタルマーケティングの方法を記した情報記事は多数ありますが、ほぼ情報をどのように発信するのが有益だとする記事ばかりが目立ちます。
実はデジタルマーケティングという手法は有益な情報を発信する行為ではありません、勿論有益な情報を発信するから読んでもらえ信用されるのですが、それだけではサイトの読者にはなってもらえても顧客にはなってもらえません。
リアルマーケティングをITを駆使してデジタル空間でマーケティングするのがデジタルマーケティングです、それであるなら重要なのは見込み顧客の動向と趣向を得て次の展開や行動に活かさなくてはなりません。
つまり情報発信だけに力を入れても意味が無く、重要なのは情報の収集と分析です、この分野をデジタルマーケティングではAIにやってもらうのが理想的だと言えます。
まずはどんな商品に関する記事が多く読まれるのか、そしてその商品に関連した情報をどのように発信するのが効果的なのか、これらを分析から導きまでをAIにやってもらうわけです。
人間でも可能ですが、分析するまでもなく組み合わせをプロットするだけの人件費で高性能なAIが導入できてしまうでしょう。
デジタルマーケティングは静的な手法ではなく動的な手法です、つまりは情報を発信し、その後の動向などを収集し次の展開に活かしていくことが最重要になります。
デジタルマーケティングというと情報の発信だけに気を取られがちですが、重要なのは情報を収集分析し購入や契約に結び付けることだと記憶していただければ幸いです。
※投稿@伊東久雄