しみる石鹸は悪くて、しみない石鹸は良い。
こんな考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
目にしみることについてご質問をいただくことがありますので、
こちらで詳しくご紹介したいと思います。
石鹸は弱アルカリ性(PH9程度の界面活性剤で、ダンデリオン製品はPH8未満の微アルカリの天然の界面活性剤)です。
アルカリ性の物は、本来は目に入るとしみます。
これは浸透圧のせいで、目の粘膜から中に入ろうとするためです。
その意味では、「石鹸」という界面活性剤でありながら目にしみないというものがあったら、何らかのケミカルな調整がしてあるとみてよいでしょう。
市販の石鹸類は合成界面活性剤等で目や肌と同じph、つまり弱酸性に調整されているといわれてます。
こうすれば、目の粘膜と同じ浸透圧となり目にしみることはありません。
合成界面活性剤は、弱酸性ですので目にしみないのです。
確かに痛みを感じないというのは魅力ですが、しみないということはある面危険を伴う場合があります。
目に異物が混入すると人間はしみると感じることで、涙を出したり洗い流す等の対処がすぐでき取り除かれます。
一方、合成界面活性剤は目にしみないので洗い流しも不十分で残留物が残るケースがあるのです。
これは、目の粘膜から異物が直に身体に入ってくることを物語っています。
合成添加物等がたくさん入っている場合その化学物質も一緒に目から混入してきます。
目の粘膜から体内への浸透は高いと言われ、これが頻繁ですと体内蓄積などで害を与える可能性は皆無とはいえません。
目の粘膜からの継続的な吸収といえば、
重篤な小麦アレルギー被害が出たことが大きく報道された洗顔石鹸があります。
洗顔石鹸ということは、基本的にこの石鹸は顔に使用するものです。
顔は肌のバリアが最も脆い、目や鼻などの「粘膜」が集まっている部位です。
この石鹸の小麦アレルギーの原因となった成分も、皮膚ではなく目や鼻の粘膜から吸収されたものだそうです。
その石鹸は、売りにしている泡立ちの良さと目にしみない石鹸に執着するあまり、規定以上に加水分解コムギ末と言う小麦成分を入れた結果、小麦アレルギーを発症した被害者が続出したといいます。
同じように、大豆で起こるアレルギーで問題となった洗剤がありました。
人間に本来備わっている機能は、人間に必要な機能です。
それを消してまでその場しのぎの使いやすさを優先すれば、なにかしらの障害が起こるのは必然なのかもしれません。
しみるから危険、ということではありません。
天然オイルの石鹸は、薄まると界面活性作用がなくなるので、
体に浸透して害を及ぼすことはありませんので、ご安心ください。
目にしみたら洗い流すよう、十分にご注意してお使いください。
***
■代理店やユーザーの声を含めたダンデリオン化粧品の総合情報をお届けしています。
基礎化粧品「ダンデリオン」キュレーションサイト
https://function5.biz/dandelion/