2024年7月15日 08:00
「火気」
「波」の要素と「五行思想」から得られるキーワード = 夏、南、暑い、開花、情熱
「元素」の性質から得られるキーワード = 非物質、依存、誇示、反応
自己表現というか、自分を誇示し周囲に評価されたいという気持ちがつい思わぬときに表面に出てしまうのがこの「火気」の特徴です。
また普通なら不安になるようなことがあっても、何処かで「まあ、何とかなる」と意外とあっさりと簡単に考えることもあり、本当にそのようになってしまうのもこの「火気」の特徴です。
とにかく、理由も根拠も何も無くても「心の余裕」はあるので、おっとり構えているように見える人が多いでしょう。
心身のバランスが取れているときは「心の余裕」は良い結果を生むのですが、一旦それが悪い方向へ崩れると一気に心身に来てしまい、不調を訴える怖さもあるので注意する必要があります。
また、まさに「火気」の人は火のように振る舞います。
豪快に強気かと思えば、支えがなくなると火が消えるように落ち込んでしまうこともあります、一旦落ち込むと元気を取り戻すには周囲の支えが必要になります。
また、金銭など細かいことにあまり拘らないので「金銭感覚」がルーズに写ることもありますが、これが「火気」の本来の良さでもあるのです。
一方で自分の目標がはっきりすると、その目標に向かってまっしぐらに進むので、周囲を巻き込み本来の良さが消え「強引」や「頑固」になることもあります。
ファッションなども人の目は余り気にしないで、普段は楽なものを身につける人が多いです、これは見た目より「実質的」なことを優先するからです。
しかし、ここはというときには、オシャレをして目立ちたいと言う願望も覗かせることもあります。
華やかな世界や、華やかな生活にあこがれる人もいます。
しかし、その世界に在って「火」の人が自分らしく生きられるかというと、なかなか馴染まないので長続きはしません。
また、余りにも「実質的」なことを優先させてしまう人は、「火気」らしさが一切失われ、金銭面でも神経質で細かな事も気になりだし、精神的に「バランスを失う」人も少なくないと思います。
最後に「火気」の人は、人的な「依存性」をどの気質よりも強く持ちます。
支える人、助けてくれる人、世話をする人などがいて、始めて「火気」の人は輝けるのです。
火は燃える物と空気が有って初めて存在できるのです、これと同様に単独ではまったく良さが表面化することはありません。
自分の周りにいる人をとにかく大事にすること、そして感謝して周囲の人によって自分は生かされていることを謙虚に受け止めることが肝要でしょう。