2024年7月19日 08:00
JBLが打ち出したホームシアター用のスピーカーシステムであるSVAシリーズ、そのセンタースピーカーがSVA CENTERでした。
そのSVA CENTERの後継機となるセンタースピーカーが本機JBL HT4H(2000年発売、定価6.8万円)です。
JBL HT4H
16.5Cmウーハーとホーン付き25mmソフトドームツイーターから放たれる音色は、まさにホームシアターに必須の音色です。
大きさといいシステム構成といい価格といい、巨大なクリプシュのRC-62とほぼ同じなので左右に繋いで比較してみました。
2台とも3ウェイ大型スピーカー並みの迫力ある音色を発しますが、JBL HT4Hの方が低中音域がゴツンとくる音でJBLらしさを感じます、対してクリプシュRC-62の低音域はふわっとしてややブーミーですが高音域の張り出しは見事です。
どちらもセンタースピーカーとしては申し分無しの音色ですが、好みで言えば私は断然JBLです。
迫力感でいえばクリプシュですが声の艶っぽさはJBLに軍配が上がります、ロックやジャズのライブものならクリプシュの方が響き方が最高です。
ただ、ボイス中心の映画やドラマだとJBL HT4Hの方が安心して試聴していられます。
どちらも耐入力と音圧が高いのでフロントスピーカーにそれなりのものを持ってこないとバランスが取れません、2台ともフロントスピーカーを選ぶセンタースピーカーだと言えます。
尚、写真では解りづらいのですがブラックの木目が光の加減で綺麗に浮かび上がりデザイン的にも好感が持てる綺麗な作りをしています。
また、背面にはアジャスタブルスライドロッドが付いており、モニターの上面にもセッティング可能としています。