サラウンドスピーカーの実力の程は?-3~ヤマハ NS-10MM
2024年5月 9日 08:00
ヤマハが小型モニタースピーカーNS-10M(テンモニ)を更に小型化して、サラウンド用に作り変えたNS-10MM(発売1996年、セットで1.8万円)。
別名テンモニミニで、発売当時は小型すぎる大きさの割に豪快な音を出すと話題になりました。
ヤマハ NS-10MM
ウーハーは9Cmコーンで、NS-10M同様に見た目を同じにするようにホワイトコーンを使用しています。
9Cm口径に直径6Cmの大型マグネットを使用し、押し出すパワーを高めています。
ツイーターはノーマル仕様の2.5Cmドーム型で、サイズは異なるもののスペック的にはNS-10Mとほぼ同じです。
周波数特性は、100Hz~20Khzとサラウンドスピーカーの要件を満たしています。
当然ですが、単独で聴くと低音域はほぼ出てきませんが中高音域の張り出しはまあまあです。
超小型ながらもモニターという名が付くほどですから自然な音色を目指していますが、サラウンドとしてはイマイチパワー感がほしいところです。
個人的には使用頻度が低く、どうしても予備に回ってしまいます。
逆に2.1Chサラウンドで、サブウーハーと合わせてオーディオのサブシステムとして使った方が音色的にはしっくりくると思います。