2024年5月 7日 08:00
道楽復活でホームシアターシステムを組むときに、不足したサラウンドスピーカー(7.1Ch用のフロントハイ用)を補うために緊急的に購入したJBL A120W(2018年発売、ペアで実売参考価格2.2万円<定価不明>)です。
このA120Wは、安価ながらもサラウンドで使うのはもったいないほどの高音質で驚きました。
とにかく中音域と高音域の張り出しが凄いのです、流石にサラウンド用に考えられたスピーカーだけあります。
また、小型ブックシェルフとしてメインでも使えるように音質が調整されており、サラウンドで使う時はミュートスポンジでダクトを塞ぎ、メインで使う時は外します。
JBL A120W
そこで、ミュートを外した状態でJBLと相性の良さで定評のあるサンスイのアンプAU-α607iと合わせて音出しをしてみたのです。
流石に低音域こそ物足りないものの、やはり中高音域の張り出しは数段階上のクラスのスピーカーに劣らない音質で、しかもJBLらしい元気で明るい音質なのです。
ここで閃きました、サブウーハーの投入です。
AU-α607iには専用端子が当然付いていませんので、RECアウト端子からステレオ-モノ変換ケーブルを使いコンパクトなサブウーハーであるヤマハYST-FSW050と直結しました。
この閃きは、ズバリと当たって見事にJBL A120Wの低音域不足を補い、少し離れて聴くとまるで大型3ウェイブックシェルフを鳴らしているような音になりました。
流石にサブウーハーですから、硬く締まった低音域ではなくもったりとした音質ではありますがBGM用としてはかなり使えます。
このJBL A120W、サラウンドスピーカー使用だけではなく通常のオーディオスピーカーとしても使えます、音質的にもかなり気に入りました。
使い方次第では、めちゃくちゃコストパフォーマンスの高いスピーカーと言えます。
流石にJBL、ジャズファンの期待を裏切りませんね。
11.4Cmウーハーに2.5Cmアルミドームツイーターという構成で、ツイーターはホーンを付けて指向性を向上させています、この効果なのかサラウンドに使った場合の高音域の破壊力は凄いです。
いろいろと工夫して愉しめるスピーカーだと思いますが万能とは行きません、人によっては独特の派手で元気過ぎる音質が刺激的な音に聴こえてしまうかもしれません。
かなり好みが分かれる音色のスピーカーだと思います。
やはり、ホームシアターシステムでのサラウンド用として使うのが一番ですが、小型のサブウーハーと合わせてテレビの音質向上システムとして使うという手もあります。