2023年11月11日 08:00
このインテックシリーズ第二世代後期のA-909X(2000年発売、4.1万円)は、インテック第二世代の先鋒機A-905Xの再生産品とも言うべき製品です。
スペックも外見も同じなのに、なぜか後発のA-909Xの方が高額なのは何故だろう?
おそらく、A-905Xの回路のチューニングと部品などのブラッシュアップを図ったのかもしれません。
それにしても、A-905Xは後継機を加えるとかなり長期間に渡りチューニングを繰り返しながら発売されたことになります。
オンキョー A-909X
外見もスペックもA-905XとA-909Xは同じ?
下がA-905X、上がA-909X
A-905XとそっくりなA-909X、違うところはボリュームとセレクトつまみくらいか?
実は、A-905Xがあまりにも小型軽量で消費電力も低く愉音なので、A-909Xが出たときにコレクションとして保存する目的でつい買ってしまったのです。
こういった同じスペックものを買うのはこれまでダイヤトーンとオンキョーのスピーカーとこのインテックシリーズだけです、ついで買いしてしまう私でも極めて稀なことです。
その意味ではスピーカーと言い、やっぱり「迷ったらオンキョー」なのです。
A-905Xと同様に定格出力こそ15Wと低いのですが、実用的にはパワー不足は一切感じさせません。
消費電力もこれもまたA-905X同様の45Wと同類アンプの半分程度で上部が熱くなる事もないし、電気代を気にせず使えます。
音質もA-905Xと全く同じです、周波数レンジが広くて凄くバランスが取れた音質です。
ジャンルを選ばずそれなりに聴かせる音質は立派。
サブウーハー用の専用コネクタなどのスペックも全てにおいてA-905Xと同じです。
こういった小型で高音質なアンプは何台有っても邪魔になることはありません。
それにしても、本当に他社のハイコンポに比べてオンキョーのハイコンポは音色こそシャープさにはやや欠けるものの、各音域のバランスが素晴らしいです。