2024年11月 6日 08:00
皮膚疾患と言えば、アトピー性皮膚炎が患者数も多く皆さんもよく知っていると思います。
アトピー性皮膚炎は、本来消化器官が未発達の幼少期に起こる皮膚疾患とされてきましたが、近年では成人を過ぎてから発祥するというケースが増えています。
成人過ぎてからの発祥の原因として多くの説が乱立していますが、正確には確定されていません。
ただ共通して言えることは、アトピー性皮膚炎を患っている人は、消化器官が弱い、血圧が低い、代謝能力が低い、免疫力が低いなどの身体的特長があることが解っています。
免疫力が低いことから、花粉症を含めたアレルギー症状が起きずらいことも共通しています。
そこで成人性のアトピー性皮膚炎の対処法として、これらを改善する栄養素である良質なタンパク質、そして鉄分・亜鉛・銅などのミネラル、葉酸・ナイアシンなどの微量栄養素に加え、ビタミンB群を積極的に摂るようにする必要があります。
ちょっと前までは、アトピー性皮膚炎患者の人にはタンパク質は更に症状を悪化させるとしてタブー食品とされてきました。
そんな誤った対処法でタンパク質を取らなくなり、更に症状を長期化する人も増えたとする報告も有ります。
成人性のアトピーも50歳を過ぎた辺りから、細胞の老化をきっかけとして完治ではなく寛解(かんかい)を引き起こし、症状が出ずらくなるとされています。
さて、アトピー性皮膚炎の人に症状を緩和する最適な食べ物があります。
それは味噌汁です。
ただ、味噌は防腐剤などが入っていない自然のものを厳選し、できれば減塩で作った自家製をお奨めします。
具は野菜と豆腐をたっぷり入れます、カツオや煮干しの天然出汁を使い、味噌は煮立ったら火を止めて70度前後に冷めたら入れるようにします。
こうすると、味噌の酵素も取り入れる事ができ消化吸収を助けます。
上記の味噌汁は、カツオや煮干し、そして味噌と豆腐の良質なたんぱく質に加えて微量栄養素・ビタミン・ミネラルなど、皮膚疾患改善に必要とする全ての栄養素をいっぺんに摂る事ができます。
野菜はネギかタマネギをベースとして、キャベツ・小松菜・ハクサイ・チンゲン菜などのミネラルや微量栄養素を摂取する目的で数種類組み合わせると効果的です。
勿論、野菜はアレルゲンとなる農薬や防腐剤を使用していないオーガニック野菜を多少高価であっても選んで使用するようにすることが重要です。
食を通して健康を手に入れましょう!