2024年4月15日 00:00
「節分(せつぶん)」とは、四季の季節の変わり目を指す歴注の一つです。
季節の変わり目とは「二十四節気」のうち「立春」・「立夏」・「立秋」・「立冬」の4つで、それぞれ春・夏・秋・冬の始まりを示しています。
そして、その前日を「節分」と言います。
これは、正月の前の「大晦日」と同様の意味付けとなります。
本来は先述したように年に4回の節分があるのですが、近年では単に「節分」というと「立春」の前日のことを言います。
2024年4月15日 00:00
「節分(せつぶん)」とは、四季の季節の変わり目を指す歴注の一つです。
季節の変わり目とは「二十四節気」のうち「立春」・「立夏」・「立秋」・「立冬」の4つで、それぞれ春・夏・秋・冬の始まりを示しています。
そして、その前日を「節分」と言います。
これは、正月の前の「大晦日」と同様の意味付けとなります。
本来は先述したように年に4回の節分があるのですが、近年では単に「節分」というと「立春」の前日のことを言います。
2024年4月 8日 00:00
日本の暦には、季節を表す指標として「夏至」や「冬至」などが記されています。
これらは全て中国から伝来した、「二十四節気(にじゅうよんせっき)」(節季でなく節気である点に注意)という季節を表す歴注なのです。
「二十四節気」は、太陽の1年間の地球を中心とした軌道(黄道)を5度づつ二十四に分割した、見かけ上の太陽が地球を回るポイントを表したものです。
「二十四節気」は、立春に始まり雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒、と続き一年間の季節を24の単位で表します。
また、一つの「二十四節気」を更に3等分した、約5日間を「七十二候」と呼び、詳細にその季節の情景を表すようになっています。
そう考えると、先人たちの季節の移り変わりを楽しんでいた情緒豊かな感性を感じます。
また、農作業の指標や冬の準備など、生活のリズムを広く人々に伝えるように考え出されたものです。
「大寒」は旧暦でいう最後の「二十四節気」です、次は「立春」で1年の始まりを告げるおめでたい日となります。
2024年4月 1日 00:00
「十二支(じゅうにし)」は昔から日本の暦で使われていますが、実は動物名をその年に当てはめているのではありません。
本来は、自然のリズムを示したもので近年になり覚えやすくするために動物の同じ音の漢字を当てはめたのです。
これに関しては、漢書にまとめられていて、要約すると以下の意味になります。
1.「子」
「子」は「孳」(し:「ふえる」の意味)で、新しい生命が種子の中に発祥する状態。
2.「丑」
「丑」は「紐」(ちゅう:「ひも」の意味)で、芽が種子の中に生じてまだ伸びることができない状態。
3.「寅」
「寅」は(いん:「動く」の意味)で、春が来て草木が生ずる状態。
4.「卯」
「卯」は「茂」(ぼう:しげるの意味)で、草木が地面を蔽うようになった状態。
5.「辰」
「辰」は「振」(しん:「ふるう」の意味)で、草木の形が整った状態。
6.「巳」
「巳」は「已」(い:「止む」の意味)で、草木の成長が極限に達した状態。
7.「午」
「午」は「忤」(ご:「つきあたる」の意味)で、草木が衰えの兆しを見せ始めた状態。
8.「未」
「未」は「昧」(まい:「暗い」の意)で、植物が鬱蒼と茂って暗く覆う状態、また果実が生じた状態。
9.「申」
「申」は「呻」(しん:「うめく」の意味)で、果実が成熟して固まって行く状態。
10.「酉」
「酉」は(しゅう:「ちぢむ」の意味)で、果実が成熟の極限に達した状態。
11.「戌」
「戌」は「滅」(めつ:「ほろぶ」の意味)で、草木が枯れる状態。
12.「亥」
「亥」は(がい:「とざす」の意味)で、草木の生命が種の中に閉じ込められた状態。
2024年3月25日 00:00
日本の暦には大安とか仏滅という記号があり、結婚式や葬儀などの日取りなどに使われています。
この先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種類の記号は、「六曜(ろくよう)」という暦注の一つです。
対して月曜日や火曜日というのは七曜と呼びます、また六曜は七曜との区別から六輝(ろっき)と呼ばれることもあります。
「六曜」は1ヶ月を6で割り1ヶ月を5週として考え出せれたものです。
日本には室町時代に中国から伝わり当時は今の七曜と同じ使われ方をしていました、また現在使われている呼び名は約100年前に今の漢字になり、元々中国から伝わったときと、「赤口」以外は全て日本風に変わってしまいました。
江戸時代に入り吉凶の占い的意味が加わり、特に戦後はこの占い的神秘性が庶民に流行し以来七曜と併用されてきました。
六曜は先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の順で繰り返すようになっています、ただし六曜には決まり事があり順通りにならないことがあります。
六曜では旧暦の毎月1日は次のように固定されているのです。
1月・7月=先勝
2月・8月=友引
3月・9月=先負
4月・10月=仏滅
5月・11月=大安
6月・12月=赤口
また、旧暦の月の数字と日の数字の和が6の倍数であれば、その日は必ず大安となります。
これらから、旧暦の8月15日の十五夜は必ず仏滅となり旧暦の4月8日の花祭りは必ず大安になるようになっています。
それでは、六曜の各意味について説明していきます。
1.先勝(せんしょう、さきがち)
「先んずれば即ち勝つ」の意味で、午前中は吉で午後は凶と言われます。
2.友引(ともびき、ゆういん)
「凶事に友を引く」の意味で、葬儀などを行うと「友も死の世界に引き込まれる」と言われます。
3.先負(せんぷ、さきまけ)
「先んずれば即ち負け」の意味で、午前中は凶で午後は吉と言われます。
4.仏滅(ぶつめつ)
「仏も滅するような大凶日」の意味で、六曜中最も凶の日とされ、婚礼などの「祝儀を控える日」と言われています。
尚、釈迦の死んだ日が旧暦の2月15日であり六曜の法則により必ず「仏滅」になります。
5.大安(たいあん)
「大いに安し」の意味で、六曜中最も吉の日とされ婚礼など祝儀が行われる日に最適と言われています。
6.赤口(しゃっこう、じゃっこう、せきぐち)
「火の元や刃物に注意」の意味で、午の刻だけが吉でそれ以外の時間は凶と言われています。
※午の刻=午前11時から午後1時。
2024年3月18日 00:00
中央を守る守護神については、私も数多くの文献を読み大筋が解明できましたので記しておきます。
この中央の守護神については実に多くの諸説が乱立しており、幾つもの書籍を参考にして私なりに解釈してみました。
「五行思想」の中央の守護神で最初に登場したのが黄竜(おうりゅう)でした、これは四神のように方位と28宿による星宮からではなく以下の神話から誕生しています。
中国神話に三皇五帝(さんこうごてい)という想像上の人物がいます、その中でも最も権力が強かったのが黄帝でした。
その黄帝が宇宙から来たという四ツ目で銅で出来た頭を持ち超能力を扱ったという蚩尤(しゆう)という怪物と戦ったとき、最後に黄帝を守り中国を危機から救ったとされているのが黄竜です。
しかし黄竜ではなく応竜と書いている文献もあります、これは先の黄帝と蚩尤との戦いで黄竜は翼を取られ飛べなくなりました、その飛べなくなった翼の無い黄竜を応竜と呼んだようです。
したがって、当初は黄竜(応竜)であったことは間違いありません。
本来ならここで解明は終わるのですが、もっと不可思議な事実を発見いたしました。
それは、新しい中国の書物には「五行思想」の中央の守護神に「麒麟」と書いてあるのが見つかったのです。
更に、同じ時期の書物に「黄竜(麒麟)」と書いてあるのも存在します、これは一体なんでしょうか?
挿絵を見ても黄竜と麒麟では全く容姿が違います。
しかし、挿絵の麒麟と中国に多くある麒麟の銅像などは全然似ていません、むしろ竜に近い形をしています。
現在、この謎を解明中ですが判り次第追って報告しましょう。
「運命波学」では、疑問を残しながらも最後に記された「麒麟」を中央の守護神として記していくことにいたします。
そこで麒麟について解っている範囲でお話しましょう。
「救世人が世に現れるとき出現するという中国の伝え」から、日本ではおめでたい事への象徴として皇族の調度品などにも描かれています。
鳥取県には、麒麟獅子舞といわれる麒麟の面をかぶる獅子舞の一種が中国から伝わっており今では県の無形民俗文化財に指定されています。
ここで麒麟についての豆知識を一挙に記述します。
・雄の名前は麒麒で雌の名前は麟麟、麒麟とは両性合わせての呼び名である。
・容姿については顔は龍、身体は鹿、尻尾は牛、足と蹄は馬で全体に龍の燐を持ち肉に覆われた角を持つ。
・体色は背の方は緑で腹の方は黄色。
・一時期炎の羽を描かれたこともあるが、現在では定着していない。
・全ての動物は麒麟より生まれたとする神話が中国に存在する。
・その神話から一日に千里を走ることができるとされる。
・人に危害を加えないどころか虫も殺さないほど命を尊ぶ、しかし悪人は一撃で殺す。
・鳴き声は見事に音階と一致する。
・曲がるときは正確に直角にまがり、歩いた後はには正確な円が残る。
・雄雌の気を通じ合うことで受精する。
ここで現存する動物のキリンの名前の由来ですが、中国明時代に南海遠征の際に捕獲された実在の動物であるキリンが、永楽帝に「麒麟」として献上されたことで「キリン」と言う名が付けられたとの記録が残っています。
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