2025年8月25日 09:00
冬はとても寒くなるこの地域は寒冷地仕様のものがあります。
その一つがこの不凍栓。
蛇口ハンドルが2つあります。
一つは通常のハンドル、もう一つ、後ろにあるのが不凍栓のハンドル。
不凍栓は、寒冷地で水道管が凍結して破裂するのを防ぐための器具で、地面の下にある元栓を操作することで、地中の水道管内の水をすべて抜く仕組みになっています。
寒い夜や冬場に水道管の凍結を防ぎたいときは、まず家の中の蛇口をすべて閉めます。
次に、不凍栓のハンドルを回して排水弁を開けると地上から排水弁までの水道管内に残っていた水がすべて、地中の排水弁から土の中に流れ出ていきます。
これにより、水道管内が空になり、水が凍ることはなくなります。
水道管の凍結は、水が氷に変わる際に体積が膨張することで起こりますが、不凍栓は水そのものを管内に残さないことでこの現象を根本的に防ぎ、排水弁は地中深くにあるため、流れ出た水が地表近くで凍ることもありません。
改修建物一つで様々な経験ができます。