2026年7月 6日 10:00
2026年7月、セキュリティ企業のSysdigが発表した報告書は、AIが自ら考えて全ての工程を実行した史上初のランサムウェア(身代金要求型ウイルス)「JADEPUFFER」の存在を明らかにしました。 人間が操作するのではないAI自身のハッキングであり、その証拠としてプログラム内部にAIが次の行動を英語で「推論」したメモが残されていました。 このウイルスはAI開発ツールの隙(脆弱性)を突いてシステムへ侵入し、重要なパスワードやカギを自動で奪い取りました。
その後、本番環境のデータベースへと移動したAIは、1300以上の設定項目を暗号化してデータを完全に破壊しました。 暗号化の鍵は使い捨てでどこにも保存されていないため、身代金を支払っても復旧は不可能です。 最も驚異的なのは、防御システムに阻まれてエラーが起きると、AI自身が原因を分析し、わずか31秒という速度で攻撃方法を修正しながら突破した点にあります。
この「速度」で迫る脅威に対抗するには、人間の手作業による従来の監視では間に合いません。 システムの迅速なアップデートや、不審な挙動を自動で遮断する防衛策に加え、AIへの悪意あるデータ入力を弾くデータ整合性チェック(ポイズニング防止システムなど)を組み合わせた、多層的な防衛体制の構築が急務となっています。
