クラウドマイニングとは、マイニングを行う企業に投資して間接的に仮想通貨を得る行為を言います。
ビットコインは、発行者も管理者もいない完全なる非中央集権でデビューしました。
このビットコインを得るのは、現在のように取引所が有りませんから何かをして得るしかありません。
それが、取引に使われるブロックチェーンの生成と取引台帳処理を行うコンピューターを提供する代わりに報酬としてビットコインを支払うというものでした。
これを、現在個人で行うのは設備投資や維持費などで不可能に近いものがあります。
そこで、組織化して大規模な設備で行うようになってきたのです、これを「マイニングプール」と呼んでいます。
このマイニングプールに出資して、その報酬としてマイニングで得たコインを受け取る事を「クラウドマイニング」と呼んでいます。
ソフトキャップ/ハードキャップとは、仮想通貨を使った新たな資金調達法として存在するICO(STO、ICCO、IEOなども同様)で使われる用語です。
ソフトキャップとは、調達計画の最低限の調達額を指し、ハードキャップとは同じく調達限度額を指しています。
つまり、ICOの目論見で示されているソフトキャップ額が到達するまで繰り返され、ハードキャップに到達した時点でICOは途中であっても終了します。
またハードキャップの額は、新たに発行される仮想通貨が取引された際の初期発行数と密接な関係に有り、こういったデータを基に投資するか否かを決定していかなくてはいけません。
DAOとは、Decentralized Autonomous Organizationの略で、分散自立組織と訳されます。
分散自立組織とは、これまでの決済方法を用いずに行われる新たなる価値交換を行う社会構造を指しています。
具体的には個人間での経済循環を指しており、既存の社会構造での組織に属さなくても、自由な経済活動を行う事が可能となる新エコシステムを目指す活動を行う組織です。
これを実現する為には、取引すべてにおいて透明性があり保障されたものでなくてはなりません。
これを、無人で運用可能なブロックチェーンを使って行うのです。
ビサンチン将軍問題とは、仮想通貨の安全性を議論する際にしばしば例として用いられる課題です。
悪意のある者がネットワーク内に存在する場合に、どのようにして正しい取引を承認するかという問題はブロックチェーンのような分散システムを構築する上で、長い間大きな課題とされてきました。
この「ビザンチン将軍問題」というのは、「敵国を囲む複数の将軍間で一斉攻撃の作戦の合意をとりたいが、将軍の中に裏切り者がいたり、伝令者が捕まったり、偽の情報を流されたりする可能性がある場合は、どのように正しい情報を判断し全員の合意を取るか」というものです。
ビットコインが分散システムによって7年間維持されていることを見て、「ビットコインがビザンチン将軍問題を解決している」と言われています。
実際には、ビットコインをはじめ、世の中にある暗号通貨取引システムは、「ビサンチン将軍問題」を解決していない、むしろその問題を解決しなくてもよい方法を見つけ出し、「避けて通っている」というのが正解なのです。
ゼロ知識証明とは、匿名取引を可能としたアルゴリズムの一つです。
取引における個人データが、「正しいものである」という情報以外を送ることなく取引を可能とする方法で、閲覧キーを持つ人以外にはその取引が誰と誰によって行われたかが解らない仕組みです。
具体的なアルゴリズムは、「Equihash」と呼ばれる暗号技術が用いられています。
近年、このような匿名取引を可能とする技術が広がりを見せる中、各国ではマネーロンダリングに繋がるとして監視を強めています。