マイニングとは、仮想通貨を得る行為であり日本語では「発掘」と呼ばれています。
ビットコインは、発行者も管理者もいない完全なる非中央集権でデビューしました。
このビットコインを得るのは、ビットコインの発行当時は現在のように取引所が有りませんから何かをして得るしかありません。
それが、取引に使われるブロックチェーンの生成と取引台帳処理を行うコンピューターを提供する代わりに報酬としてビットコインを支払うというものでした。
また、これによって善意のコンピューター能力が全体の51%を超えていれば乗っ取られることはないというセキュリティー施策ともなっていたのです(コンセンサス)。
現在では、「スマートマイニング」と言われるマイニング専用アプリケーションをダウンロードし、自身の欲しいコインを選択すれば自動でマイニングが行われます。
ただし、参加者が多く、設備投資や電気代などのランニングコストを上回るほどの成果を出すのは難しいと言われています。
Webbot(ウェブボット)とは、元マイクロソフトのクリフ・ハイ氏が生みだした金融商品の予測を行うシステムです。
インターネット上におけるSNSなどから不特定多数の書き込み情報を「スパイダー」と呼ばれる言語収集用のソフトウェアによって分析し、市場マインドを数値化してその銘柄の未来を予測するものです。
ビットコインの急上昇を見事に的中し、その存在を世に知らしめた実績があります。
元々は株式予測をターゲットとしていましたが、仮想通貨においても適用されています。
こういったシステムは、今後も多数登場してくるでしょう。
カンファレンスとは、協議会を意味する言葉です。
特に、ブロックチェーンにおけるカンファレンスは、仮想通貨の発行母体である企業やプロジェクトのトップや最高技術責任者自らが説明する場であり、ICO直前などには特に注目されるイベントです。
仮想通貨におけるカンファレンスは、ICOの対象となる国において行われ、日本でも2016年以降多くの仮想通貨のカンファレンスが開催されています。
関係者の話しを聞けるだけではなく、質疑応答もあり納得してICOに参加できるようにしています。
日本では法令の動向を見極めているのか、ここ最近は激減しています。
ハッカソンとは、コンピューターソフトウェア技術者による技術交流や共同開発の集合ミーティングなどのリアルなイベントを指して言います。
特にオープン系のOSやプラットフォームなどでは、世界的な大規模ハッカソンも珍しくはなく各国で開催されています。
ブロックチェーンの世界でも、イーサリアムなどのDAppsプラットフォーム指向のオープン系ブロックチェーンでは毎年盛んに行われています。
逆説的に言うと、ハッカソンが行われるようになれば世界的にその技術が認められ多くの技術者が参加しているという根拠を持つという、本物の技術と見る事ができるのです。
尚、ハッカソンから派生してアイデアソンなど多くの言葉が生まれています。
オラクルとは、ブロックチェーンのコントラクトで用いられる有効な情報を、外部から入力する為のシステムを指していいます。
昔から存在する、あまりに有名なデーターベースの「オラクル」という商品と混同する人も多く、最近では混同を避ける目的で、ブロックチェーンでのオラクルをオラクルシステムと記述する事も多くなりました。
ブロックチェーン内の情報はシステム上守られていても、このオラクルシステムがハッキングされると、誤った情報がそのまま改ざん不能な状態でブロックに書き込まれてしまうという危険も存在します。