2023年7月11日 07:00
ウィンブルドン現象とは、市場活性化の手法の一つとして語り継がれています。
イギリスのテニスの全英オープン(ウィンブルドン選手権)は、世界的なブランドとなっていますがイギリスのスタープレイヤーはほとんどいません。
これと同様に、国内市場を外資系企業に乗っ取られたとしても市場活性化によって自国経済には善しとする戦略です。
有名なところでは、1980年代のサッチャー政権時の金融ビッグバンによる金融規制緩和政策があります。
多くの国内市場は海外の企業に金融機関を買収されて行きましたが、イギリス国内の経済力は急成長しました。
企業経営も、こういった懐の深い戦略がものを言う時代になってくるでしょう。
一つの例が、単独で上場を目指すのではなく上場企業の子会社となるなどがあります、こうすれば上場したと同じ各種の利得が得られるのです。