2023年5月24日 07:00
「72」の法則とは、会計の原則を作ったイタリアの数学者ルカ・パチョーリが考え出した簡易計算式で、資産運用の目安として用いられています。
この「72」の法則は投資した金額が2倍になるための金利と年数を得るのに使われており、「金利(%)×年数(年)=72」という数式で表わされます。
例えば、10年で2倍にするには金利が年7,2%であることが暗算で求める事ができます。
また8%で運用すれば、9年で2倍になることも簡単に求められます。
ただし、「72」の法則は近似計算というアルゴリズムであり、当然のこと僅かな誤差がでますが、これは許容範囲として無視できる誤差です。
他方、「216」の法則というのもあり、これは8倍にするための「72」の法則の変形版です。
知っていると便利な近似計算は、ITや金融界では書籍ができるほど無数にあります。