ビワの葉には抗酸化作用が期待されるサポニンや、ポリフェノールの一種のタンニンなどが豊富に含まれています。
このビワの葉は「枇杷葉」とも呼ばれる生薬で、漢方薬としても利用されています。
そこで、自社の飲食店舗の庭で育てているビワから新鮮な葉を採取してきてお茶にしてみました。
ビワの葉(かなり大きいです)
ビワの葉の裏面には細い毛がありますので埃が付きやすいのでブラシや布などを使って取り除いてから、一枚一枚丁寧に洗い水気をふき取り乾燥させます。
3週間ほどですっかり水分が抜けてお茶葉になります。
この葉を煎じればビワ茶になります、私は10分ほど煮込みました。
癖も無く苦みも無く、非常に良い香りがして飲みやすいです。
キャットニップは猫好きな人ならばご存知の別名セイヨウマタタビというハーブで、マタタビと同様の薬効成分が入っています。
キャットニップはシソ科でペパーミントのような爽やかな香りが特徴で、精神をリラックスさせてくれるハーブです。
味はペパーミントよりもまろやかで、シソ科だけにオオバの代わりとしてパスタや和え物のトッピングとしても重宝します。
毎年、ベランダ菜園で大量に作っており、週末のリラックスタイムに生葉茶でいただいています。
ベランダ菜園のキャットニップ
キャットニップの生葉茶
スナックやビールのおつまみとして売られているヒマワリの種には、各種のビタミンや微量栄養素であるフィトケミカルが豊富に含まれています。
また殻にも豊富なフィトケミカルが含まれていて、歯で殻を割る際に摂取できるのだそうです。
ということで、ヒマワリの種を食べた後の殻をお茶にしたらどんな味になるのか実験してみました。
殻を天日乾燥させます。
ヒマワリの種の殻を煮出します。
とても香ばしくて美味しいお茶が出来上がりました。
出がらしは家庭菜園の肥料として利用します。
味は渋甘でけっこういけます、麦茶よりも美味しいお茶になりました。
捨てていた微量成分もこうして摂取することができます。
「ヤーコン」という植物の根や茎、葉が薬効成分が高いと各所で研究されています。
6年前に知ってからサツマイモのような根を生で食し、調理して食し、そして今度は葉っぱを乾燥させてお茶にして試してみました。
市販されているヤーコン茶は茎まで使い麦茶などとのブレンド茶です、ファンシーフーズではそのままの効用を試すために、生産者から直接頂き100%のヤーコン茶を研究中です。
1枚の葉を500ccの熱湯で煎じて飲んだみたらものすごく苦いです、量は1枚で1リットルでちょうど良いことが解りました。
成分は多種のポリフェノールが豊富で成人病予防に効果があるそうです。
根は生で食せばまるで梨のようにシャキッとして甘くて美味しいです、生食でのバーニャカウダやサラダ、炒めてキンピラ、他にも薬膳料理などにも使えます。
1985年から研究栽培されてきたヤーコン、一般的に知られるようになれば嬉しいです。
ヤーコンの葉を乾燥させたヤーコン茶
ヤーコンの生葉
ヤーコンの根。
生で食せます。
根を切ったところ、梨のような食感と味がします。
ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは「十薬(じゅうやく)」という生薬として古くから活用されてきた万能薬で、ゲンノショウコ、センブリと並ぶ『日本の三大薬草』と言われています。
日本各地の比較的湿った半日陰地に生息していて、よく見かける野草のひとつです。
ミネラル・ビタミン・フラボノイドが豊富で、利尿作用、動脈硬化の予防、解熱や解毒、口臭防止など数多くの効果があると言われています。
また、美容効果、デトックス効果など女性に嬉しい効果も知られています。
ドクダミは生で食すと特有の臭みとアルカロイドが強くて毒にもなるので、煎じてお茶で頂くのに限ります。
大量のドクダミを採取
しっかり洗ってからパリパリになるまで乾燥させます
乾いたものを適当にカットして通気の良いカゴに入れて更に乾燥させてから保存します
この乾燥したドクダミを煎じればドクダミ茶として美味しく飲めます。
量は1リットルの水に一つまみ程度で充分です。