2024年4月 1日 10:00
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は「薬草」っぽい独特の匂いのする「セロリ」です、「セロリ」は地中海沿岸が原産のセリ科の一年生植物で世界中で食されている野菜の一つです。
日本には豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に持ち込まれたのが始めで、当時はその独特な匂いが日本人には馴染みがなくなかなか浸透しなかったとあります、豊臣秀吉の朝鮮出兵によって韓国に唐辛子が持ち出されてこれが定着し日本には「セロリ」が持ち込まれて今では日本で年中食されている野菜の一つとなっています。
「セロリ」はかの医聖ヒポクラテスにして「精神安定にはセロリを食せよ」と言うほどに薬効成分は当時からも解明されていたようです、この精神安定をもたらす成分は「アピイン」というもので独特な匂いもこの成分の発するものです。
この他にも鉄分やマグネシウムなどのミネラルが豊富であり、更にビタミンA、B群、Cも多量に含まれているので美肌効果や造血、生理不順に老化防止と女性にとっては毎日食したい野菜です。
「アピイン」はその匂いを嗅ぐだけでも神経が休まるようで、精神的なストレスを感じた時に「セロリ」のサラダなどを食すると最高の効果を発します。
最近では季節に関係なく年中出回っていますのでサラダにスープに多く利用したい野菜です、葉の部分には特に栄養が有り加熱すると甘くなりますのでスープや味噌汁にしても美味しくいただけます。