2024年11月13日 07:00
近年のオーディオ界にもデジタル化の波が押し寄せています。
オーディオと言えば昔からアナログの世界です、何故なら音という世界はアナログな存在ですから最終的にはアナログでしか音を聴くことはできないからです。
それでも、最終段までオールデジタルというデジタルアンプやデジタル音源が氾濫するようになっています。
そこでそういった機器類の多くはリモコンで操作する機器が増えており、リモコンが壊れると本体だけでは何もできない機種も多くなりました。
特にホームシアターで活躍するブルーレイプレーヤーやHDDレコーダーなどは、今では操作の全てがリモコンによるものになっています。
ここで何が問題かというとリモコンが壊れてしまった時です、勿論新しいリモコンを買えば良いのですがリモコンの価格がけっこう高いのです、更に古い機種になると既に製造中止のものまであります。
そこで自分で修理しようと試みても100%修理不可能です、最近のリモコンは修理することを前提に製造されていませんし、防水処置で電池交換の蓋以外は開かないように密閉されているものが殆どです。
また、仮に分解できたとしても昔のようにボタンが付いているわけではなく、薄い表面皮膜がスイッチの代わりをしているので接点を磨くくらいしかできないのです。
多くのリモコンの故障は、内部にあるマイコン自体もしくは周辺ICの故障であり圧着製造なので交換すらできません、また交換用部品も手に入りません。
こういったトラブルを解消する方法は、購入の際に価格は高くても名の通ったブランド品を購入するというのが一番です。
何故なら、名の通ったブランドであればかなり古くてもその機種を操作可能な純正リモコンやそのリモコンが既に生産中止になっていてもアップグレードの代替え品が必ず存在しているからです。
更に、数社のブランド製品を一台で操作可能なマルチリモコンという製品がありますが、マルチリモコンも名の通ったブランドが対象となっています。
マルチリモコンは専業のメーカーが存在しており、純正品に対して半額ほどの価格で新品が購入可能です。
つい価格が安いので無名の機種を買ってしまうと、リモコンが壊れたとリモコンを探すも中古で1万円以上もするものを購入するしかないという悲劇が後々生まれるわけです。
こういった意味からも、リモコンで操作するオーディオやホームオーディオ機器は必ず日本製の名の通ったブランド品を購入する事をお薦めします。