2024年11月29日 07:00
今は欲しいと思ったものが簡単に手に入る豊熟な時代です、家電や調理器具をはじめあらゆるものが電化製品として手に入ります。
オーディオもこんなもの誰がどのように使うのかというものまで、本当にあらゆるニーズに対応した製品やケーブル類が存在しています。
ところが私が今一番欲しているものが一般製品化していないのです、どれほどネット内を探し回っただろうか、秋葉原に無い物は無いというショップも探し回りましたがありません。
私が探し回っているものとは極めて単純な仕組みのラインアッテネーターです、アッテネーターとはアナログ信号の質を変えることなく電流だけを減衰させるもので、アンプに付いているボリュームだけと考えれば解りやすいでしょう。
これ何に使うのかというと、実はCDプレーヤーからダイレクトにパワーアンプに信号を入れてパワーアンプそのものの音質を確認したいという目的からです。
通常はプリアンプを介せば問題ないのですが、プリアンプを通すと確実に信号の音質に色付けが入ってしまいます、特にメーカーが違うと確実に信号の音質が変化してしまいます。
なので、音信号だけを単純に減衰させ可変式抵抗だけで作られたアッテネーターが必要なのです。
パワーアンプによってはアッテネーター付きが普通なのですが、そもそも出力が半端ではないのでちょっと回しただけで爆音を発します、つまり適音に調整できないのです。
またアッテネーターが無いパワーアンプも在ります、これは確実にプリアンプかアッテネーターを介さないと音を出せません、下手すれば一発でスピーカーが爆音立てて飛びます。
ライン信号用の可変抵抗はLR2連式で高級版でも2000円程度、コネクタやケース入れても3000円ほどで作れます、最悪はDIYで作るしかないと考えています。
最適な方法はラインセレクタにアッテネーターを取りつけちゃうという方法がベストかもしれません、音質を変化させない無電源プリアンプのような使い方ができます。
それにしてもオーディオ道楽にラインアッテネーターは絶対必要です、往年のオーディオマニアは皆さんは確実にDIYしているのでしょうね。
不思議なのは、世の中にスピーカー用のアッテネーター製品は山ほど存在しているのに、対峙するライン用が無いとは有り得ないと思うのですが事実なのです。
何故ならセレクタや各種アダプタは入力用と出力用と対峙するように製品化されているからです、アッテネーターだけ入力側のラインが無いのは絶対におかしいのです。
PA用のフォンコネクタタイプは在るには在るのですが、オペアンプ付きでやはり音質が変わってしまうのでアウトです。
また、おもちゃのような取りあえず作ってみました感満載の製品は在ったのですがまったく触手は動きません、結果は見えていますから。
ということで、ハイファイ仕様の部品を使った実用的なアッテネーター付きラインセレクタを熱烈所望です!
※後日、2015年発売のフォステクスIS-205というアッテネータ付きのラインセレクタを探し出して購入しました、定価で2,5万円ですが飛び上るほど嬉しかったのです。