2024年11月25日 07:00
最近の私がハマっているオーディオ製品の一つがハイファイデジタルアンプです、オーディオ道楽復活後にティアックAG-H600(2014年再発売、定価12万円)とオンキョーA-5VL(2009年発売、定価8万円)を買って使ってみたのですが、想像していた音質とまったく違います。
価格から勘案するとそれなりの音がして当たり前なのですが、なんとも素直な愉音を放つのです、シャープさが売りの音がすると思っていたら意外やマイルドで低音域などは骨太な音がするのです。
双方とも癖が無く素直に低音域から高音域まで伸びておりジャンルを選ばず使える音色です、デジタルアンプと言ってもハイファイデジタルアンプは安物のACアダプターで給電しIC一発使いなどという小型D級アンプとは別物です。
高級電源トランスを使って完全に直流化し、音声入力の量に合わせて電源の電力を調整するという高性能なアンプなのです。
またIC一発ではなくトランジスタやFETを使ったディスクリートで構成された立派なアンプです、ただアナログアンプと異なるのはスピーカーの直前までデジタル増幅するという事だけです。
そして電力効率が極めて良く発熱も殆どありません、ハイファイデジタルアンプは大好きな音色とまではいかないものの長時間聴いていても疲れない音色が何となく気に入ってしまいました。
オーディオ道楽復活後、メインシステムのアンプが決まらずにコレクションラックから引っ張り出しては順次組みかえては愉しんでいます。
ミドルクラスのアナログアンプではデノンのPMA-2000とサンスイのAU-α607XR以外ではこれだというものがありません、最大の愉しみである比較検討できない状況なのでいっそのことデジタルアンプを常用システムで使おうと現在暫定版ではありますが組んで使っています。
ネットを探ってみるとマニア諸氏にも同じような人がいました、みなさん考えていることは同じなのかも知れません。
クラシックファンのマニアが、ティアックのAG-H600をメインシステムのアンプとして愉しんでいるという記事に思わず頷く自分がいるのです。