2024年9月 2日 07:00
私は何故かどんなものに対しても癖の強いものが好きなのです、例えばブルーチーズのような独特の香りの強いもの、またパクチーなどの癖が強いハーブ類などは大好きで好んで食べる方です。
逆にこういった独特の個性が強い味を受け付けない人はどういう味覚をしているのだろうかと疑問さえ覚えてしまうのです、ウイスキーもウイスキーの中でも最も癖が強いと言われるアイレイシングルモルト系が大好きでボウモアやカリラなどは超が付くほど大好きです。
味や香りだけではなく音も同じで、何か目に見えない癖の強い存在を凄く意識してしまうのです。
オーディオの音色という意味では癖が強いと思うのががサンスイとラックスマンのアンプです、スピーカーではBOSEが筆頭です。
当然私の聴感覚をくすぐらないわけはなく、これらの音色は好きというよりもどうしても意識的に聴きたくなってしまうのです。
どうしてこういう音色を目指して設計したのだろう、この疑問にも似た感覚に浸るのが好きなのです。
これらの癖のあるアイテムを使って自分の好みの音色になる組み合わせを探るのが何とも言えない喜びがあります、逆に良い子の音色は確かに聴くに邪魔にはならないのですが面白みはまったく感じません。
ワーキングBGMなどでの聴き流し用のセットに何とか使っても、おそらく一生メインシステムでは使わないでしょう。
良い意味でも悪い意味でも癖が強い、この指向は物だけではなく人間に対してもその傾向が強く出ている気がします。
癖が強い=個性が強い、私にとっては興味の対象であって無視できない存在なのでしょう。
普通の人はこういう存在は面倒くさいと感じるでしょう、私は人が敬遠するような面倒くさいことがきっと好きなのかもしれません。