2024年7月 8日 07:00
世の中にオーディオ関連の情報を発信しているブログは少なくないのですが、多くのオーディオブロガーの間では暗黙のルールというのが存在しています。
その理由は、オーディオマニア間での正確な情報の共有という共存共栄の与え合う精神が存在しているからです。
これは今に始まったことではなく、古くは70年代のオーディオ喫茶でのフリーノートに始まります。
フリーノートにはオーディオマニアがびっしりと自身で体験した情報が載せられており、製品を買う為の事前情報共有としてみなさん真面目に書いていました。
さてオーディオブログの暗黙のルールとは何かということですが、記事に特定の製品名を出す場合には発売年・発売当時の定価表示は当たり前として、特徴や操作性そして最も重要なのがその人独自の判断でよいので評価を上げることです。
音質や操作性の評価はその人の聴くジャンルや好みがありますから自由な評価でよいのです、正反対の評価も含めて要は記事を読んだ人が総合的にどのように判断するかの問題であり、オーディオブログで自由な発言しても炎上することは皆無です。
そういう意味ではオーディオマニアはフリーノートの時代から道楽仲間に寛大で紳士な人が多いのだと思います、最も高評価できるのは知名な製品との比較や自分なりに試験や実験を行った結果です。
何故こういった情報が重要なのか、その理由の多くはオーディオコレクター仲間に対しての情報提供があります。
オーディオコレクターは多くの場合にはオンタイムで買うことができずに後追い(中古)での購入になりますので、購入する際の大きな判断材料になるのです。
例えばオーディオ道楽を始めたとしましょう、この場合過去の時代の音を自身で確認するには確実に中古を買うしかありません、そこで参考になるのが発売年とその当時の定価は最低限の情報として重要なのです。
発売年と定価に対して高値で取引されているなら名機と言われているものか歴史的価値や希少価値が有るものと判断できますし、安値ならコレクションに加える必要も無い製品だとすぐ解るからです。
またどんなに経済力があっても全ての製品を買って音質確認することは不可能です、その意味において互いに情報交換する価値は大きいということです。
更にオーディオ製品の多くはシリーズ化されているので型式の正確な表記が重要です、型式の最後の1文字でまったく違う音質になることは多々あることなので型式の正確な表記は最も重要になります。
そういった意味では私もオーディオブログを持って日々記事をアップしていますが、そのブログ記事は調べられる限りの情報を詰め込んでいます。
思いの外時間がかかってしまうのが名機の系譜などの記事です、酷い時には調査で数日かかるときもあります、でもこれも自身のデータとして重要なので苦にはなりません。
こういった暗黙のルール、私なりにきっちり守った上で今後も可能な限りオーディオブログ記事を書いていきたいと思います。