2024年4月 8日 07:00
オーディオ技術も時代と共に大きく進化し、そして常識も180度ひっくり返るようなことが起きます。
70年代中盤に起こった日本のオーディオブーム、当時は大型のスピーカーユニットを使って大きな面積で音を出すことが低音再生の基本でした、つまり面の時代です。
その後、マグネットやコーン紙の技術の進化により、またエンクロージャー技術の発展が加わり、小型でも低音域が綺麗に出るスピーカーが続々と誕生してきます。
面で空気を振動させるのではなく空気圧の押し出す力で空気を振動させるのです、更にその空気圧をエンクロージャーで共鳴させ有効に使う方式が多数編み出されてきます。
近年では小型スピーカーユニットを使い、一つの点から全ての音が発せられるのが良いという楽器と同じ原理を再現するようなスピーカーシステムが多数誕生してきています。
それに連れスピーカーがどんどん小型化し、狭い空間でも高音質で試聴できるようになってきたのです。
時代と共に技術が進化し常識が覆ってくる、どんな世界でもそうですがオーディオも多分にもれず時代と共に常識がどんどん変化していきます。
その技術の進化や常識の変化を積極的に愉しめる人もいれば、その進化や変化についていけない人もいます。
これもまたビジネス思考と極めて酷似していると思わざるを得ません、道楽での思考は確実にビジネスにも現れるようです。