BOSE-101ITを使ったPCディスクトップオーディオシステム
2025年2月22日 07:00
ラボ内に書斎を作ってから半年後、今度はリビングの片隅にワーキングスペースを作りました。
そのワーキングデスクでも、ワーキングミュージックとしてジャズを思う存分に愉しめるようにデスクトップオーディオシステムを組みました。
何に使おうかと考えていた、かつては人気を博したBOSEの2.1Chシステム501Zの小型スピーカーを失って単独でストックしていたサブウーハーと、失った小型スピーカーの代わりに超ヒット名作スピーカーのBOSE101IT(101のイタリアンバージョン)を活用することにしました。
この501Zのサブウーハーは、BOSEがアクースティマス方式を初めて世に出した製品で今では珍しいアンプを内蔵していないパッシブ型です、コレクションに加えても良い程の超レアものです。
この特徴的な音を醸し出すスピーカー群をドライブさせるアンプはBOSEの小型アンプ1705しか有り得ないと考えていたのですが、デスクトップで使う場合どうしても視覚的に業務用では無骨過ぎて抵抗感があります。
そこで、癖が無く音色はスピーカー任せの高級デジタルアンプのティアックAG-H600を使う事にしました。
実はAG-H600はオーディオ道楽復活後に購入した高級デジタルアンプでしたが、音色が気に入ってしまって必ず将来コレクションにするだろうと思い、常用で使う1台も欲しいと「買える時に買っておく」という信条を通してもう1台買ってあったのです。
ティアックの高級デジタルアンプAG-H600
2台って・・・、どんだけ気に入ったのか?
閃いた時に2台買っておいて本当に良かったです、今では中古しか手に入らなくなってしまったのですから。
また、AG-H600は表面からは解りづらいのですが高級FMチューナーを内蔵しているので、FMでニュースなどもワーキング中に聴き流しで楽しむことができます。
さて、スピーカーの設置にはBOSEの小型スピーカーはベタ置き禁止です、まったく別物の音色になり良さが発揮できません。
そこで、デスクにセットできるオンデスクラックを購入し、このラックの上面にセットしました。
小さなラックですがなんとデスクとほぼ同じ価格なのです、同じメーカーなのに理不尽極まりないです。
音的には思った通りでベタ置きした場合とまったく音色が変わります、見事にワーキング空間を上から下からと音シャワーで埋めてくれます。
この癖のあるスピーカー群をティアックの高級デジタルアンプAG-H600が素直にドライブし、BOSEスピーカーの特徴的な音色を醸し出すシステムが完成しました。
デスクの下から湧き上がってくるようなBOSEの501Zサブウーハーの重低音と上からの101ITの音がちょうど試聴位置で重なり、BOSEファンの一人として居心地最高のデスクトップオーディオとなりました。
このシステムでPC音源でのジャズを聴きながら、各種オーディオ製品のメンテナンスやDIYを行うのです、考えただけでワクワクしてきます。
それにしてもワーキング用のPCオーディオで充分にメインでも使える12万円のアンプとは、なんて贅沢なのでしょうか?
ちなみに私が常用するメインシステムのアンプがオンキョーのデジタルアンプで8万円です、常用のメインシステムよりも高価なアンプをデスクトップで使うなんて、これがオーディオ道楽の結果的に起こってしまう本末転倒な結果なのです。
ワーキングデスク用の贅沢すぎるデスクトップオーディオシステムが完成
デスク下に見えるのがBOSEの501Zサブウーハー
BOSEの誇る101のイタリアンバージョンの101IT
視聴位置とのバランスで縦にして使用します、この方法はダクトからの排出音が天井にぶつかり音がシャワー化します