デジタルマーケティングの要であるITは全てが目に見えないテクノロジーで構成されています、したがってテクノロジーを人間が目で見て手足を使ってコントロール可能にするのがUI(ユーザーインターフェース)という人間とITとの仲介役です、つまりUIの善し悪しがデジタルマーケティングでも極めて重要な項目の一つになります。
ITと人間との仲介役であるUIの善し悪しは、例えどのような優れた技術によってそのシステムが作られていようが人間が直接感じることはできません、つまりUIによって優れたテクノロジーも埋もれてしまうこともあるのです。
これらから昔からIT業界ではITビジネスは核心的なコア技術よりも、それを表現するUIが優れていなければ買ってもらえないと言われています、UIとはITサービスやプロダクツにとってそれほど重要な存在だということです。
IT企業の技術者の多くはこれにまったく気付いていません、コア技術だけで評価してもらえると大きな勘違いをしているのです、だからせっかくの革新技術も評価されずに放置されてしまうのです、では優れたUIを構築するにはどのように考えるべきなのでしょうか?
その答えはずばり「そのアプリケーションを使うのは誰ですか?」です、優れた技術も使うのはあくまでも人間です、人間はどのような行動をとり何を気になるのかをじっくりあらゆる機械の操作を観察することです。
そして利用者に機械であることを意識させてはダメです、画面の向こうに人間がいて操作をみてくれているという安心感や人間の温もりを感じさせる必要があるのです。
投稿@伊東久雄
動画配信サイトでの所得が1億円越えという現象も珍しい時代ではなくなりました、それほど現在は他者の情報にお金を払うのが普通になってきたのでしょう。
ところで、この最近の傾向として読者を増やしている動画や写真SNS発信者の多くは一般の高齢者だといいます、そういえばテレビのドキュメンタリー番組でも高齢者が数多く登場しています。
例えば人里離れたところで一軒だけある古家での生活や、昭和時代の機械や道具などを使って今に工夫する情報などは見ていて非常に楽しいし、更には凝り固まった思考が解け新たなアイデアが浮かんでくることもあります。
これまでは作り込まれた情報が受けていましたが、これからの時代は作り込まれたものではなく極々自然な生きた情報が好まれるようになるでしょう。
なによりもその情報にはギラギラした自己利益優先のビジネス臭を感じません、見せるから見てもらう時代になったのです、これからの時代は何事もプッシュ型からプル型への移行が進むものと思います。
投稿@伊東久雄
デジタルマーケティングの方法を記した情報記事は多数ありますが、ほぼ情報をどのように発信するのが有益だとする記事ばかりが目立ちます。
実はデジタルマーケティングという手法は有益な情報を発信する行為ではありません、勿論有益な情報を発信するから読んでもらえ信用されるのですが、それだけではサイトの読者にはなってもらえても顧客にはなってもらえません。
リアルマーケティングをITを駆使してデジタル空間でマーケティングするのがデジタルマーケティングです、それであるなら重要なのは見込み顧客の動向と趣向を得て次の展開や行動に活かさなくてはなりません。
つまり情報発信だけに力を入れても意味が無く、重要なのは情報の収集と分析です、この分野をデジタルマーケティングではAIにやってもらうのが理想的だと言えます。
まずはどんな商品に関する記事が多く読まれるのか、そしてその商品に関連した情報をどのように発信するのが効果的なのか、これらを分析から導きまでをAIにやってもらうわけです。
人間でも可能ですが、分析するまでもなく組み合わせをプロットするだけの人件費で高性能なAIが導入できてしまうでしょう。
デジタルマーケティングは静的な手法ではなく動的な手法です、つまりは情報を発信し、その後の動向などを収集し次の展開に活かしていくことが最重要になります。
デジタルマーケティングというと情報の発信だけに気を取られがちですが、重要なのは情報を収集分析し購入や契約に結び付けることだと記憶していただければ幸いです。
※投稿@伊東久雄
情報配信を他者に依頼する場合に注意したい事項があります、それは常に自身の経験や自身で調べたオリジナルの記事が書け、転用やパクリなど一切しない知的で社会的良識のある有能なプロライターに依頼することが重要です。
どんなビジネスも報酬は高額であっても安心して依頼できるパートナーが最も有益です、これはどんな業種でも同じことが言えます、「安心と信頼をお金で買う」という意識は経営者には必須事項です。
世に数多く蔓延しているライター養成ビジネスですが、このビジネスを行う人に対して注文をつけるとしたら指導内容です、ライター予備軍の人達に必須な指導は書くコツや稼ぐ方法ではありません、ましては自分を売り出すためのパフォーマンスでもありません。
著作権保護という法的な専門知識と人間として当たり前のモラルとビジネスルール、そしてビジネスマインドの教育です、それを行わなければ業界そのものが先の例ではありませんが市民権を失うことになっていきます、ましてはAIライターが活躍する時代はすぐそこまで来ているのですから。
私が注力している情報サイトは弁護士会や税理士法人会などが運営している情報サイトにヒントを見出しています、これらのキュレーションサイトはマネタイズ方法が広告や閲覧料ではないことがすぐにも解ります。
投稿数も週に1記事程度で当然その道のプロが書く記事なので堅くて難しい内容です、誰もが見て楽しめるサイトではありません、それでも必要に迫られた人には「こんなありがたい情報はない」と思えるような読む人を絞り込んでは魅了させているのが特徴です。
本来のデジタルマーケティングにおける情報サイトは出口がしっかり用意されたうえで、サイト自体での収益を考えるのではなくあくまでも本業への入口戦略の一つとして存在していなければならないと思うのです。
その意味で今後キュレーションサイトはB2Bビジネスのデジタルマーケティングの要となると考えています、B2C志向でキュレーションサイトを思考するから記事数だの記事による集客だのと間違った方向へ行くのです。
デジタルマーケティングでは量より質、アクセス数より存在価値、パフォーマンスより根拠、動的なプッシュ型集客より静的なプル型集客が根幹になります。
ホームページとキュレーションサイトが連動するオウンドメディア型キュレーションサイトであれば、デジタルマーケティングシステムはあっという間に実現します。
専門家による確かな有益なる情報サイト、似非情報やモラルハザーダーが氾濫する時代だからこそ正確で限定的なニーズが高まっている、そんな気がしてなりません。
「100人に1本ずつのバラは売らない、1人に1億本のバラを売る」、デジタルマーケティングこそB2Bビジネスに適した手法であると思います。
※投稿@伊東久雄
キュレーションサイトとは特定のカテゴリに絞った情報を提供するオウンドメディアをいい、今ではデジタルマーケティングの看板的サイトの一つです。
キュレーションサイトと言えば、数年前に大手上場企業の医療情報サイトなど10個のキュレーションサイトが不正確で権利侵害など悪質な違法情報発信を放置していたと摘発され、業務停止のうえ閉鎖に追い込まれた事件がありました。
特に医療や健康、そして環境に関しての情報発信は身体に影響を及ぼす可能性が極めて高く専門家による確実な根拠を示した情報発信が必須となります。
摘発されたキュレーションサイトでは、数多くの新着情報を得る目的で情報提供者として100人を超える主婦ライターを中心としたセミプロライターに委託し質よりも量を優先していました、これらのセミプロライターの収益は低い人では1記事50円という人までいたそうです。
価格の安さから多くの記事を出す必要があり、ネットに流れている情報からそのまま転用する著作権侵害は当たり前で、他者のブログからも常にネタを拾っては自身の記事として投稿するモラルハザードが日常化していました。
このセミプロライターたちは内容がどんなものかも吟味できず、意味も理解しないままに自己の収益だけを考えて投稿していたのです。
この事件は、世の中に存在するライターの著作権などを無視した悪質なモラルハザードと、ライター業界全体の年収の低さが暴露されてしまった形ともなりましたが自ら自分たちの首を絞める行為を自己利益優先で行っていたのですから自業自得の結果とも言えます。
※投稿@伊東久雄