iPhoneに搭載されている音声ナビゲーターの「Siri」は、陰謀論を解き明かすテレビ番組でも過去何度もAIとして取り上げられ様々な憶測がネットに広がり話題になりました、では「Siri」は技術的に見て優秀なAIなのでしょうか?
ずばり私的には「優秀どころかAIでも何でもない」と言わざるを得ません、もしも本気で「Siri」をAIだと考えている人は、これから訪れる本格的なAI時代に大きな判断ミスを犯すことになるかもしれません。
私は特徴的な幾つかのテストを実際に「Siri」で行ってみました、その結果判定としてはAIではなく「優れた言語能力を持った音声ナビゲーター」であり、その核心技術は「スマートシーケンサー」のレベルだと判定しました。
「スマートシーケンサー」とは時系列的な動作を記憶しながら、予め与えられた動作を行うロボット工学上の脳に相当するロジックを指します。
ただ「Siri」は完ぺきと言うほどの言語処理能力を持っています、これは相当優秀だと認められ音声認識・音声出力・言語分析処理が組み合わされた「言語フロントエンドプロセッサ」としての精度は極まっています、この極めつけの「言語フロントエンドプロセッタ」が優れているために「優れたAIだ」という勘違いを起こしてもおかしくありません。
私が「スマートシーケンサー」だと判定した理由は簡単です、同じ質問を繰り返し行うことで直ぐにも判断できます。
答えも最初は手順通りで、一定の回数を超えるとランダムに幾つか用意された回答から選択されて出力されていることは直ぐに解りました、これは質問を変えてもほぼ同じ結果です。
もし優れたAIであれば確実にその人の趣向に合わせて回答がどんどん複雑化していくはずです、本物のAIはまるで人間のように感情的な話しまで学習していきます、その反応は背筋が凍るほどの大きな衝撃を受けるものなのです。
投稿@伊東久雄
私が動向を注視したいIT分野に超VRがあります、私自身も幾つかの超VRつまり次世代バーチャルリアリティに関するビジネスモデル特許を出願しています。
VRは古くから世に存在していたのですが、数年前からはこれにもう一つの要素を加えて3D(立体)や4D(3D+1D)という匂いや振動などを映像と合成した体感型VRに発展しています。
しかし多くは撮られた後に楽しむアフタープロダクツ型です、そこで私はこれを3D映像によりリアルタイムに配信するビフォワープロダクツ型の超VRとして課金方法も含め独自のシステムを考案し特許出願いたしました。
例えば男性は女性にはなれません、しかしこの特許技術を使えば女性がどんな世界観で物事を見ているのかがリアルに解るようになります。
また病気や怪我で歩けない人がスポーツや山登りをリアルに体験でき、映画やDVDで見るのとは全く異なる人間本来の目線で体験することが可能になります。
この特許出願後のプレゼンテーションで各方面から打診がきています、医療法人、放送局、ITベンチャー企業と、一生涯かけてもどんなにお金を積んでも実現することができない体験を行えるシステムにそれぞれの企業が大きな将来性を感じているのだと思います。
技術の進歩は恐ろしく発展しています、これまで不可能だったことがお金を払えば現実に手に入れることができるのです。
サラリーマンでありながら先生や政治家に成りきって体験できる、人生を人の何倍も楽しむことがこの超VRシステムを使えば可能になるのです。
そしてバーチャルリアリティであろうが現実であろうが、その脳が体感した記憶は経験値として活かせることが解っています。
一度の人生を多くの経験として楽しめることにも繋がります、特に学術や経営などに上手く活かせないか今後の課題はコンテンツ次第ということになります。
そしてこのシステムは有益で魅力的な情報発信できる人が利益を享受できるようになるのです、更にはAIと結びつけることによって経験を共有し行動予測や意識予測などに応用可能となります、集められる個人意識情報は極めて有益な資産となります。
例えば野球やゴルフなどのスポーツ分野、娯楽やカルチャー分野への仮想体験による指導、教職員の体験学習、弁護士などの実務経験など資格や認定取得までの期間を短縮し、より具体的に指導する事が可能になります。
他者と違うオリジナリティな経験を他者に与えることができる存在、超VR時代にはこれまでに考えられないようなユニークな実生活を営む人が利益を得られる時代になるのです。
これからの時代は組織単位での収益活動から確実に個人対個人(P2P)の時代に移行すると思います、ただしビジネスはあくまでもB2Bです、この一見矛盾した社会構造を理解できるでしょうか?
次世代のビジネスの在り方、それは現状の思考からは到底理解できない世界観なのです。
投稿@伊東久雄
AIスピーカーが発売されて久しいですが今や最も売れている情報家電の一つになっています、現在では本格的なAIスピーカーが発売され始め多くの人が既に使用していることでしょう。
またテレビのリモコンなどもAIスピーカー化されているものもあり身近な情報家電として定着していくと思われます、このAIスピーカーとは何物なのかというとパソコンにUSBで繋ぐ小さなオーディオスピーカーのようなものです。
ところがAIという名前が物語っているように付属のアプリケーションをパソコンにインストールするとパソコンがAIロボットに早変わりするのです、そしてマイクから音声を拾い同じようにスピーカーから音声で出力します。
具体的に言うとIphoneのSIRIのように音声で全てが操作できるようになります、高性能なものは音声でブログも書けるようになり英語の記事も自動翻訳して日本語で内容を読み上げてくれます。
更には使う人の癖や何を命令したかなどを学習していきます、つまりしばらく使っていると秘書のように自分の趣向に合わせてくれるようになるのです。
さてAIスピーカーの齎す世界は今後人類をどの方向へ導こうとしているのでしょうか、便利さは行き過ぎると一つの脅威にもなるのです、おそらくAIスピーカー無しでは何もできない自分の力で考えて行動する人がどんどん消えていくような気がしてなりません。
最後に私のアイデアなのですがAIスピーカーとブロックチェーンを上手く結合できないかと考えている昨今です、音声で拾ったデーターと取得した情報とをブロックチェーンで蓄積していくのです、その上で多くの人の情報がクラウドでAI化されると重要な情報価値を共有できるというスキームです。
これからの時代はデーターそのものに価値が生まれる時代になっていくと思うのです、それぞれの人の個性や思考がお金に代わる時代になることを是非ともブロックチェーンを使って実現させたいと思っています。
投稿@伊東久雄
生成型AIは別としても「AIは役に立たない!」、そんな声がAI化を実現しようと何年もかけて取り組んでいる企業から上がってきています、これはどういうことでしょうか?
社内の効率化を目指して導入したAIシステムなのですが、導入後の社内のルールや仕組み作りなど企業に合わせたカスタマイズに思いのほか時間を取られています。
導入コストもさることながらそれ以上に対応コストが半端ではないほどかかっています、結局導入後すぐに可能となるのはこれまで人間がやっていた一部の作業の代替え程度という結果が示される例が多いのです。
AI導入を推進している企業の経営陣の多くはAIに対して大きな誤解をしているのではないかと思うのです、そもそも現段階の商品化されているAIは人間の持つ機能のうち全てをカバーしているわけではありません。
例えば画像認識や膨大なデータから必要とするデータを抽出し予測することなどはお手の物で人間の数万分の一の時間で行えます、しかし人間とのスムースなコミュニケーションや与えられていない領域の仮定データ分析はこれからの技術であって現段階では何も期待できないのが現実なのです。
また現段階で購入可能なAIシステムはアプリケーションAIと呼ばれる単一機能に特化したAIです、したがって企業のバックグラウンド処理をAIにやらせようと思えば複数のAIシステムを導入し連携させるようにシステムを構築していかなくてはならないのです。
更には導入したAIに適切な回答が得られるようにするには多くの時間をかけて教育(初期データの設定)しなければ役に立ちません、こういった煩雑な処理や労力が必要な事が導入前には把握できていないのです、結果的に具体的になるにつれ表面化してきて冒頭の声が経営陣から上がってくるのだと思います。
現段階で人間の行っている業務をAIに行わせるには多くのコストと時間を要することを導入前にしっかりと理解しておくことが肝要です、そして最も重要なことは一度導入し稼働されたAIシステムを元に戻そうとしたら導入の数倍の労力と時間を要することを忘れてはいけません。
AI導入で何が起こるのか、その結果どうなるのか、メリットとデメリットをしっかり把握してから導入を検討するのが現段階でベストな方法かと思います。
先ずは社内にITやAiに詳しい社員を組織化して、更にAIベンダーを加えたワーキンググループを結成しアジャイル方式で推進することから始めてほしいと思います。
投稿@伊東久雄
生成型AIの実力が日々進化しています、今度はアニメの音声とテーマソングを一つのAIで行うことができるというニュースが流れました。
SNSに投稿された動画が賛否両論の意見で割れています、この動画ではAIでアニメキャラクターの声を作り出して、更にテーマソングを歌わせたというもので改めて生成型AIの実力が示されたと言えます。
これに脅威を感じているのは声優さん達だそうで、自分たちの職が無くなるのではないかと恐々としているようです。
AIで作らせた画像がしゃべりながら動くというのはだいぶ前から動画投稿サイトに載っていましたが、ニュースを読むだけの番組の場合、完全にAIだけで行えてしまうでしょう。
またアニメの制作もAIで出来てしまう時代がすぐそこまで来ています、AIが進化し続けている現在多くの職が奪われようとしています、こんな時代にどう思考し行動するかが極めて重要になると思います。
5年10年先を正確に読んで今を行動できる人が、5年後10年後にもAIを脅威に感じずマイペースに生きていける人だと思います。
投稿@伊東久雄