AIスピーカーが発売されて久しいですが今や最も売れている情報家電の一つになっています、現在では本格的なAIスピーカーが発売され始め多くの人が既に使用していることでしょう。
またテレビのリモコンなどもAIスピーカー化されているものもあり身近な情報家電として定着していくと思われます、このAIスピーカーとは何物なのかというとパソコンにUSBで繋ぐ小さなオーディオスピーカーのようなものです。
ところがAIという名前が物語っているように付属のアプリケーションをパソコンにインストールするとパソコンがAIロボットに早変わりするのです、そしてマイクから音声を拾い同じようにスピーカーから音声で出力します。
具体的に言うとIphoneのSIRIのように音声で全てが操作できるようになります、高性能なものは音声でブログも書けるようになり英語の記事も自動翻訳して日本語で内容を読み上げてくれます。
更には使う人の癖や何を命令したかなどを学習していきます、つまりしばらく使っていると秘書のように自分の趣向に合わせてくれるようになるのです。
さてAIスピーカーの齎す世界は今後人類をどの方向へ導こうとしているのでしょうか、便利さは行き過ぎると一つの脅威にもなるのです、おそらくAIスピーカー無しでは何もできない自分の力で考えて行動する人がどんどん消えていくような気がしてなりません。
最後に私のアイデアなのですがAIスピーカーとブロックチェーンを上手く結合できないかと考えている昨今です、音声で拾ったデーターと取得した情報とをブロックチェーンで蓄積していくのです、その上で多くの人の情報がクラウドでAI化されると重要な情報価値を共有できるというスキームです。
これからの時代はデーターそのものに価値が生まれる時代になっていくと思うのです、それぞれの人の個性や思考がお金に代わる時代になることを是非ともブロックチェーンを使って実現させたいと思っています。
投稿@伊東久雄
生成型AIは別としても「AIは役に立たない!」、そんな声がAI化を実現しようと何年もかけて取り組んでいる企業から上がってきています、これはどういうことでしょうか?
社内の効率化を目指して導入したAIシステムなのですが、導入後の社内のルールや仕組み作りなど企業に合わせたカスタマイズに思いのほか時間を取られています。
導入コストもさることながらそれ以上に対応コストが半端ではないほどかかっています、結局導入後すぐに可能となるのはこれまで人間がやっていた一部の作業の代替え程度という結果が示される例が多いのです。
AI導入を推進している企業の経営陣の多くはAIに対して大きな誤解をしているのではないかと思うのです、そもそも現段階の商品化されているAIは人間の持つ機能のうち全てをカバーしているわけではありません。
例えば画像認識や膨大なデータから必要とするデータを抽出し予測することなどはお手の物で人間の数万分の一の時間で行えます、しかし人間とのスムースなコミュニケーションや与えられていない領域の仮定データ分析はこれからの技術であって現段階では何も期待できないのが現実なのです。
また現段階で購入可能なAIシステムはアプリケーションAIと呼ばれる単一機能に特化したAIです、したがって企業のバックグラウンド処理をAIにやらせようと思えば複数のAIシステムを導入し連携させるようにシステムを構築していかなくてはならないのです。
更には導入したAIに適切な回答が得られるようにするには多くの時間をかけて教育(初期データの設定)しなければ役に立ちません、こういった煩雑な処理や労力が必要な事が導入前には把握できていないのです、結果的に具体的になるにつれ表面化してきて冒頭の声が経営陣から上がってくるのだと思います。
現段階で人間の行っている業務をAIに行わせるには多くのコストと時間を要することを導入前にしっかりと理解しておくことが肝要です、そして最も重要なことは一度導入し稼働されたAIシステムを元に戻そうとしたら導入の数倍の労力と時間を要することを忘れてはいけません。
AI導入で何が起こるのか、その結果どうなるのか、メリットとデメリットをしっかり把握してから導入を検討するのが現段階でベストな方法かと思います。
先ずは社内にITやAiに詳しい社員を組織化して、更にAIベンダーを加えたワーキンググループを結成しアジャイル方式で推進することから始めてほしいと思います。
投稿@伊東久雄
生成型AIの実力が日々進化しています、今度はアニメの音声とテーマソングを一つのAIで行うことができるというニュースが流れました。
SNSに投稿された動画が賛否両論の意見で割れています、この動画ではAIでアニメキャラクターの声を作り出して、更にテーマソングを歌わせたというもので改めて生成型AIの実力が示されたと言えます。
これに脅威を感じているのは声優さん達だそうで、自分たちの職が無くなるのではないかと恐々としているようです。
AIで作らせた画像がしゃべりながら動くというのはだいぶ前から動画投稿サイトに載っていましたが、ニュースを読むだけの番組の場合、完全にAIだけで行えてしまうでしょう。
またアニメの制作もAIで出来てしまう時代がすぐそこまで来ています、AIが進化し続けている現在多くの職が奪われようとしています、こんな時代にどう思考し行動するかが極めて重要になると思います。
5年10年先を正確に読んで今を行動できる人が、5年後10年後にもAIを脅威に感じずマイペースに生きていける人だと思います。
投稿@伊東久雄
数年前にアメリカで起きた高速道路での家族全員が死亡した自動車事故はAIドライバーによる自動運転中に起きたことで、未来におけるAIドライバーの安全性に大きな衝撃と疑問を残しました。
平時の時には確かにAIドライバーは忠実に車間距離と速度を保ち、高速道路などであれば目的のインターまで自動走行で運転してくれます。
先述のアメリカでの自動車事故は、中央分離帯を乗り越えて反対車線に飛び出してきたダンプカーとの正面衝突でした、しかもダンプカーの運転手は居眠り運転だったそうです。
現在主流のAIドライバーは、超音波とカメラが目の代わりをするセンサーとGPSナビゲーターによって環境情報を取得して自動ドライビングを行っています。
したがって想定しない状況が起こるとそれを瞬時に検知し判断する事ができないのです、つまりAIが学習していない状況が起きたときはそれに対する対処が全くできないのです。
こういった予測不能な事故に対応するAIドライバーは実現不可能なのでしょうか、重要なのが過去の事故に繋がる状況の学習です、それも出荷時にかなりの過去の事例を学習させておく事が不可欠になります。
ただAIドライバーには当然限界はあります、それは人間のドライビング判断能力を超えることはないということです、ただしうっかりブレーキとアクセルを踏み間違えたなどの人的ミスは無くなるでしょう。
どんなにAIが優れてロボット技術が発展しても世の中に完全というものはありません、自然の摂理を超えたところを目指したところで自然の災害は避けては通れないのと同様です。
AIは今後人類に何を齎すのでしょうか、少なくても有益に活用すべきであり過信して自身や家族の命を預けることは現在のところは危険と言わざるを得ません。
※投稿 伊東久雄
私は将来AIをブロックチェーンやデジタルマーケティングと融合させていこうと考えています、そのAIの応用とは「連続する数字のトレンドをアルゴリズム化して行う未来予測」という、あくまでも技術系企業に相応しい数値予測に絞ったAIです。
このように現在のAIは一つのカテゴリに絞ったアプリケーションAIと人間の脳に完全に近づけようとするヒューマノイドAIがあります、この2つの分野は目指すものがまったく異なり研究テーマも必要とする人材もまるで異なります。
アプリケーションAIはアルゴリズムとIT技術によって完全に解決できますが、ヒューマノイドAIはアルゴリズムとIT技術だけでは解決できない領域であるからです。
人間の脳を再現させるというヒューマノイドAIの研究は現状どこまで進んでいるのでしょうか、その前に世界中のAI研究所が行っている研究分野があります、それはITの技術力を駆使したアルゴリズムの設計や構築などではありません、これらはAI研究所ではなくITベンチャー企業や工業系大学での役割です。
ではどんなことを研究しているかというと「心」つまり「脳の心理ロジック」そのものの研究なのです、脳医学科や精神科の医療分野の学者、そして心理学者といったITとは異分野の人達によって研究が繰り返されています。
現在その結果において「人の脳」の特性が解明されてきています、その特性そのものを構造化して最終的にIT化していけばヒューマノイドAIが見えてきます。
これらの研究で私が注目したものに「人は行動するかなり前に行動判断を行っている」という論文です、例えば「何かを食べたい」と買い物に行くとか自炊する行動を取るとします、この行動することに直結した表面意識での「何かを食べたい」という自己認識のなんと30分以上前に無意識の領域である海馬からシグナルが出されているというものです。
これらは、「食べる」ということだけではなく、「トイレに行きたい」、「特定の人に会いたい」など全ての欲求行動にも同じ結果が起こっています。
これらの研究結果からAIとは無関係に思われる人間の心理ロジックの複雑さが浮かび上がってきたのです、「行動に起因する個性や性格、これらはいったい何に支配されて行われているのだろうか?」という大きな疑問です。
「人は如何なる行動を起こすにも、予め仕組まれたロジックに従っている」、この結論は大きくヒューマノイドの発展に寄与すると考えています。
しかし人によってバラバラな心理ロジックを体系化する道は極めて厳しいでしょう、「最新科学のAI、それを極めていくとスピリチュアルの世界に繋がってくる」、この事実は極めて重要です。
何故なら天才と呼ばれた科学者はほぼ全員と言ってよいほど老後に行きつく研究テーマが、この科学では説明が付かない「心」という分野だからです。
このスピリチュアルな分野、これが明確に解明されないと完全なヒューマノイドAIは完成しません、「心」という分野を私はITアルゴリズマーとして大きな期待を持ってリサーチし続けています。
その理由はたった一つです、「未来に誕生するヒューマノイドAIの特性、そしてその欠点を見極めるため」です。
最も人間らしいAIロボットであるヒューマノイド、それは何を意味しているでしょうか、そうです人間と同じ心理ロジックを持って対処できるからです、そして最も人間らしい特徴とはある要因によって確実に「判断ミスする」ことにあると考えているのです。
楽しみがまた一つ増えました、そして私なりにヒューマノイドAIに関連した心理ロジックのIT技術への応用研究をいつの日か楽しみながら行ってみたいと考えているのです。
※投稿@伊東久雄