2024年6月12日 09:00
この数年間で急速に世の中にデジタルトランスフォーメーション(DX)化が浸透していきます、デジタルトランスフォーメーションとは人間が手作業で行っていた業務のデジタル化を意味しています。
今後はこのデジタルトランスフォーメーションにブロックチェーンが大きく関ってくることは間違いないでしょう、それが一巡すると次に来るのがAIとの融合です、これも時間の問題でありあっという間に確実に実現されていくことになります。
少なくても銀行や証券会社などの窓口や役所から人間がどんどん消えていく日はそう遠くないでしょう、そんな時代に人間が行わざるを得ない業務とは何でしょうか?
例えば金融商品を組み合わせての資産構築や運用は、ヒューマノイドの方がはるかにスピーディで確実に答えを出してくれます。
トラブル対応もブロックチェーンを遡ることで原因が究明でき、その対処までヒューマノイドが行うようになります。
その処理スピードは人間が1年かかる事をたったの数分で行ってしまいます、つまり予め決められたルールの中で行われる業務は全てヒューマノイドの守備範囲と言えます。
ヒューマノイドにできない業務にこそ人間が介在する隙間ができるのです、その時代に人間が介在する業務を行える人はまさに企業にとっては宝であり優遇されることは間違いありません。
デジタルトランスフォーメーション全盛期にはどんな人が望まれるのか、これを考える場合にはどんな人が望まれないかを考えてみると解りやすいと思います。
デジタルトランスフォーメーションは何故導入されるのでしょうか、それは人的ミスの一掃と言っても過言ではありません、ではミスを起こしやすい人の特徴とは何でしょうか?
多くの人間のミスは、思い込み・排他的思考・合理的思考・プロセスを踏まない短絡的思考・自己利益優先などが根源に在ります。
つまり、見えない事実にまで広い視野で全てを見通したうえで判断できる人、また手順に課題をクリアしていけるコツコツ型の忍耐力のある人が望まれるのです。
ヒューマノイドは数値化できる範囲の今の状況だけを拾って一瞬で計算してしまいます、そこには時間と共に変化していく様を捉えることができません、自然とは一瞬の状況で決まることなど存在しません。
そして数値化できない最も複雑な事象が人の心の中です、つまりAIが最も苦手とするカテゴリが人間の心理なのです。
常に変化する価値観や事象に合わせて正確に結論を出し瞬時に行動できる業、そして心の問題とされる損失や犠牲を考慮できる大人の対応、AIが進化しようがこの分野だけは人間の方が常に優れている分野なのです。
投稿@伊東久雄