2024年5月22日 09:00
世の中の潮流は確実に今年を大きな節目として動いています、各種のデータを総合して予測すると特にIT産業にとっては世界規模での過去3回目となるスーパーITバブルが既に到来していると予想されます。
AIやブロックチェーンなどのコア技術に加え、サービスとしてもアグリテックやアートテックなど今後多くのカテゴリにおいて急成長を遂げることになります。
2018年ごろから「フィンテック元年」、「デジタルトランスフォーメーション元年」、「ヒューマノイドAI元年」、「IoT元年」と、世の中のこれまでの仕組みそのものに大きな変化がありました。
そして今年は上記の各カテゴリにおいてITが大きく関わり急拡大してきました、更に近未来には人間の脳とコンピュータを繋ぐというSFの世界がまさに実現しようとしています。
ITが医学と結びつきSF映画の世界が急速に実現されようとしています、これらによって各業界MAPも大きく塗り替えられていくことになります、更には人員削減業界と人員増加業界とがはっきり別れ世界規模での業界間民族大移動が始まります。
これまで50年以上も安定だった各業界の老舗企業があっという間に新興勢力に飲み込まれ新たな業界リーダーが次々と生まれてきます、そして各業界に異業種企業が多数参戦しこの数年間は世界中でどの業界も混迷状況となり新たな無秩序とも言えるカオスが生まれてくる可能性を否定できません。
数年後にはこのカオスの中で生まれた企業が急成長を遂げていくでしょう、スーパーITバブル期に躍進するためには今確実な経営基盤を築くことが重要課題になります。
特に新ITカテゴリに関して言えばASEAN諸国が物凄い勢いで拡大成長しています、まさに国を上げた政策が効果を表し始めているのです、この状況を日本の企業は何もせずに黙って見ているだけなのでしょうか?
今やタイやベトナムまで国を上げてAIやブロックチェーン関連業界を押し上げています、少なくても日本人の多くが誤解している「ブロックチェーン=仮想通貨」という勘違いを早期に払拭させなくてはなりません。
日本のIT業界は最も早くAI&ブロックチェーン技術に取り組んだ国の一つです、このまま推移すれば間違いなくAI&ブロックチェーン後進国になってしまうでしょう。
インターネットもOSも日本は企業の自助努力に甘んじた結果においてトップ集団を欧米諸国にごっそり持って行かれたという苦々しい過去の事実があります、またぞろ同じことをAI&ブロックチェーンでも起ころうとしているのです。
投稿@伊東久雄