2024年9月29日 11:00
前回の「医食同源」の最後にクイズをお出しいたしました。
「今現在の中国では、「5つの黒」を毎日食べると健康に良いとされています。黒ゴマ、黒豆、黒米の他にあと2つあります。その2つとはなんでしょうか?」
さて、回答ですが「黒酢」と「きくらげ」の2種です。
本来の中国に伝わる五黒とは別名仙人の食事と言われる「黒米、黒豆、黒ゴマ、黒松の実、黒花梨」の5つでした。
黒花梨とは、和名が黒スグリ、フランスではカシスと言えばお分かりでしょう、あの赤黒い酸味の強い木の実です。
日本では、ポッキーの種類としても話題を呼び日本名「黒五」として、これらを粉末にしてチョコレートや食材に入れたり、粉末だけを健康食として売られていたりしてしています。
ところで、何故今現在の中国の五黒は変わったのかと言いますと、年間を通して黒松の実と黒花梨が定常的に入手できないからです、変わりに黒酢ときくらげが脚光を浴びるようになりました。
これら黒い色の食材は何が良いのでしょうか?
それはまず、黒い色素に有るようです、黒に限らず自然の色の濃いものは多くのミネラルによって発色します、そして色素そのものは一種のポリフェノールなのです。
五黒を全て取ると、ミネラルのうち通常の食事では不足しがちな「鉄、マグネシウム、カリウム」などが豊富に摂取でき、ポリフェノールの働きによって血がサラサラになります。
そしてたんぱく質、でんぷんなど必要なエネルギーも摂取でき、バランスの取れた食事となる、と言うことなのです。
中国の五黒や日本の黒五の他にも、黒ナツメ、烏骨鶏、黒胡椒、またナスなど黒に近い色の食材も同じ効果のポリフェノールが見つかっています。
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