2024年9月23日 11:00
イモ類に含まれる最も大きな成分は「でんぷん」で、身体の中で糖に分解され身体を動かすエネルギーとして使われます。
また、同時に「食物繊維」も豊富で血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、整腸作用があります。
今回は、中国から伝わり縄文時代から栽培されてきた歴史あるイモである「サトイモ」です。
「サトイモ」は熱帯アジア圏原産のサトイモ科の多年草植物で、山で取れる「山芋」に対して里で栽培されていたため「里芋」と命名されました。
「サトイモ」は生で食べると渋味があり、灰汁によって下痢を起こすとされています。
またイモ類の特徴である「でんぷん」は特に多く、それを熱に替える為の栄養素であるビタミンB1、B2も豊富に含まれており、即エネルギーに変わるため疲労回復などには効果があります。
また、「たんぱく質」も豊富で身体を作るのに必要な栄養素であり、子供から老人まで年中食べてほしい食品の一つです。
「サトイモ」を切るとネバネバするのは「ガラクタン」などの多糖類成分で、たんぱく質の分解を行い消化吸収を助けます、また解毒効果もあり優れた成分の一つです。
「ガラクタン」とは糖質の一種であり、特に脳細胞に働き脳細胞を活性化させる成分として特に重要です。
受験勉強での夜食や仕事で疲れた脳には最適な食品の一つです。
「サトイモ」は以上のように、主成分である「でんぷん」と「たんぱく質」、そしてこれらを消化吸収しやすい成分と、非常に自己完結しているバランスのとれた食品と言えます。
最近では年中国産や外国産が売られています、成分的には国内産も外国産もほぼ同じです、煮物にするといっそう消化吸収しやすくなり大変美味しいです。
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