2024年9月24日 11:00
イモ類に含まれる最も大きな成分は「でんぷん」で、身体の中で糖に分解され身体を動かすエネルギーとして使われます。
また、同時に「食物繊維」も豊富で血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、整腸作用があります。
今回は、南米アンデス原産のナス科多年生草本である「ジャガイモ」です。
「ジャガイモ」の語源は、1598年にジャワの「ジャカルタ」からオランダ人によって日本に持ち込まれた時に「ジャカルタのイモ=ジャガタライモ」と呼ばれ、その後に「ジャガイモ」と呼ばれるようになりました。
当時では持ち込まれたと言うことだけで、本格的に栽培され食用として一般庶民に出回ったのは明治以降と記録されています。
これだけ日本に馴染みの深い「ジャガイモ」ですが、意外や驚くほど日本では最近の野菜なのです。
「ジャガイモ」は漢方では生汁を小麦粉で練ったものを関節痛や腫れなどの湿布薬として用いられています。
成分は主に「でんぷん」ですが、ビタミンB群やCも豊富で、これらは「でんぷん」によって熱でも壊れにくくホットサラダとして用いてもビタミンCを充分に摂取することが出来ます。
更には、パントテン酸、カリウム、イオウ、塩素、リンなどのミネラル分が豊富で特に冬には風邪の予防や細胞活性効果により肌荒れ防止や若返り効果があります。
最後に特筆すべき成分が「プロテアーゼ阻害物質群」と「クロロゲン酸」です、これらにはガン予防の効果が有ります。
これから春の新ジャガが出回ります、出来れば小イモを皮ごと油で一度揚げて豚肉やタマネギなどと一緒に煮物などで食すれば、ほぼ1日に必要な栄養分をこれだけで摂取することが出来ます。
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