知り合いが100人いたら全員に好かれ認められるということはまず有り得ません、どの世界でも個性を出せば出すほどに好かれ認められる割合は減少していきます。
万人に好かれ認められるのが生業としている芸能界をみても、個性派ほど支持層はマニアックなどと呼ばれるマイノリティとなります。
しかし割合が低ければ低いほど熱狂度が増していく傾向にあることも事実であり統計上も正しいことが証明されています、ある程度の認知度を得ている人はどの世界でも支持者数*熱狂度はほぼ同じになると言っても過言ではありません。
ビジネス人脈構築においてもこの法則はそのまま当てはまると考えています、そこで考えなくてはいけないのが自身のビジネスはマジョリティを必要としているのかマイノリティを必要としているのかということです、これを把握せずして人脈を開拓しても全く逆効果になる可能性は極めて高くなります。
例えば特徴的な技術を武器にするような人は極限られたニーズである可能性が高いです、であれば誰でも良いということではなくて確実なニーズを持つ人だけに認められればよいことになります。
つまり集客やマーケティング手法はその業種や起業によって完全にアレンジしなくては意味の無いものとなってしまうことを意識しなくてはなりません、業種を指定しないマーケティング論や集客手法などはやってみれば解るように利益に繋がらないものばかりです。
そしてブランディングとマーケティングの最も異なる点がここにあります、ブランディングはターゲットを明確にし入り口からではなく出口から逆に入口へと構築を進めるのです。
この数年間は世界中で暗号資産関連の大きなニュースが続いています、マネックス証券による仮想通貨取引所の買収を皮切りに証券会社が仮想通貨取引に参加するニュースが毎年のように報道されてきています。
近年の暗号資産関連のニュースの中で証券会社による仮想通貨取引業へ進出するニュースが最も重要だと考えています、その理由は今後仮想通貨は証券会社が取り扱うようになるという流れが確実に起きてくると考えているからです。
私は5年も前からこの傾向への未来予測を出していましたが、予想をはるかに超えた展開スピードには正直驚いています。
マネックス証券と言えば上場直前での増資と株式分割により70億円という資金調達を1ヶ月という短期間で行ったことや、現在のように額面株価の撤廃という商法改正のきっかけを作ったことなど既成概念に拘らない破壊的金融イノベーターという印象があります。
この傾向が他の証券業界に広がれば、まさに一つの証券界のイノベーションを起こすことになります、事実現在では多くの証券会社が仮想通貨取引業を直接間接で行うようになってきています。
暗号資産である仮想通貨は何度も言ってきましたが2つの顔を持っています、一つは通貨(カレンシー)としての顔、そしてもう一つは資産(アセット)としての顔です。
私の近未来予想ではカレンシー型仮想通貨は銀行が扱い、アセット型仮想通貨は証券会社が扱うようになるというものでした。
その予想は少なくても10年後を予測してのことでしたが、現在世界の大手銀行がリップルと提携し今度は証券会社が次々と仮想通貨取引所をグループ企業に収めてきています。
今後は金融業界で何が起きるか予想もつかない状況になってきました、そしてあと数年という期間で現在の経済秩序が崩壊し新たな経済秩序が生まれてくると予測します。
文化の進化とは生物の進化と同じで、既存の文化もしばらくは継続しますが新たな文化によって脅威にさらされることになります。
進化・変化の時代にあって古い体質のまま継続するのか新たな体質を得るのか、経営者のこの一瞬の判断が未来の勝者か敗者かを決定してしまうのです。
新たに生まれる新技術や新秩序を素直に受け入れるのか、それとも否定し既存の方法に固執するのか、この両者の勝敗はそう遠くない未来において明確に現れてくるでしょう。
歴史は確実に繰り返されます、何時の時代も新たに生まれた技術や秩序を齎すイノベーターが大きく世界を変えていくのです。
そして、それに乗り遅れてしまった人は淘汰の道を辿ることになります、これもまた自然の摂理に従った現象ということです。
最後にもう一つ、新たな秩序に乗らないという場合には2つの選択肢があります、一つは古い秩序を堅持しようとすること、もう一つは更に進化した超新秩序を自ら作り出すということです。
新たな秩序に乗る、乗らない、更に新たな秩序を越える秩序を創造する、この3つの選択肢、何を選ぶのかでその人の近未来が選んだ瞬間に決まってしまうのです、いずれにしてもこの数年で経済価値観が大きく変化してくることは確かです。
ビジネスでもプライベートでも常に行動を共にしていると知らないうちに相互に依存し合う関係になっていることがあります、これは意識するしないは関係なく結果的にそうなってしまうのが世の常であり特別なことではありません。
そして依存関係は互いの存在・能力・経済的要素を失うことの損失ばかりを気にして互いにリスクを持とうとしなくなる傾向があります、これも意識するしないにかかわらず自然にそう傾いていくので当然自覚もありません。
そこで依存体質の悪しき側面に気が付いて相互に自立の道を選択するという勇気と覚悟ができ軌道修正を始めると、今度は不安とは裏腹に実に見事な共存関係が生まれるようになります。
共存関係は依存し合うのではなくて自身の為に協力し合うことで相互に成長できる極めて理想的な関係になります、建前の「相手の為」ではなくて「自身の為」と素直に考えることが結果的に相互に相手の為になり自身にも恩恵が返ってくるのです。
これが例えば社内の役員と社員間、パートナー間に生まれると本当に何があってもぶれない強固な組織ができ上がります。
依存し合う関係から一皮剥けた自立した大人の関係である共存関係、これが確立するとあっという間に利益が利益を生む強い組織へと変貌するのです。
文化の異なる独立国家が共存するユニオン国家、それはユニオン国家内で経済を回せる理想的な組織の在り方なのかもしれません、企業で同様のことを行うことを目的としたのがホールディングカンパニーであることは言うまでもありません。
そしてビジネスもプライベートも最も重要なこと、それは相手に妙な気遣いをするのではなくて自身が幸福を感じることを素直に考え正直に伝え行動することです。
真の信頼関係には「建前」も「名分」も不要です、自分を素直に出して付き合える人、これが真の信頼関係を築ける人です。
成功するには真の信頼関係を構築できている人が少なくても1人、理想的には3人は確実に必要です。
ちょっと前まで長期間にわたり健康に良いとされてきた物が医学の発展や研究によって一転身体に悪いとされる物が実に多くあります、またその逆も然りです。
科学の発展というのは時として非情であり知らなければ平和で暮らせるのに知ったがために生活環境を一変させる必要に迫られることもあります、特に食品についてはこの数年で大きく過去の常識を覆す研究結果が顕著に報告されました。
何が身体に良くて何が悪いのか原点に返れば科学の研究結果を知らなくても解るものです、そもそも人間の身体は何でできているかを考えれば容易なことです。
ちなみに植物性食品を全く食べないで生肉しか食べないエスキモー人を検査したところ全ての健康管理データで理想的な結果が出たとの報告は有名な話しです、昔から健康法は幾つもその時々で新しい説が出てくるのですが栄養や細胞学に加えて遺伝子の解明が進むにつれて過去の健康法が如何に間違っていたかなんてことも大いにありえます。
例えば疲れると筋肉内に乳酸が溜まるというのは誤りでケイ素が溜まることが解りました、また糖分を減らしても体内脂肪が急激に減らないばかりか脳細胞が枯化することも解りました、肉類でしか得られない必須アミノ酸(体内で生成できない細胞生成に必須とされるアミノ酸)が9つもある、牛乳を消化する酵素を持たない大人が多数いることなども解ってきたのです。
これらの生体メカニズムの解明から如何に過去に誤った健康法が広まっていたかということが解ります、更には年齢により体内脂肪の平均値が世界的に共通して変化するのはその年齢に相応しい標準体型というのがDNAに仕組まれているからということまで近年の医学界で言われるようになりました、これは中年になってある程度太るのは男女ともに極めて健康であるということなのです。
またバブル期ごろからの誤った健康法により肉を食べなくなった家庭が増え、特に若い男性のホルモンバランスが著しく崩れ男性本来の闘争本能が消えやる気を起こさなくなった、若い女性の肌の老化現象が著しくなっているなどの報告も肉類の摂取不足から起きる要因などと解明されてきています。
真の健康法とは何でしょうか、私は食べ物についてずっと思うことは食べたいものを食べたい時に美味しく食べるということです、つまり喉が乾けば水分を摂取するように身体が欲している物は身体に不足している成分であり、それを脳がキャッチして信号を送っているのです。
それを無視するのは逆に身体に悪いのではないかと思うのです、ただしこれはあくまでも私見であって推奨することではありません、ただ健康を意識して欲しくない不味いと感じる物を何故無理をしてまで食べなくてはいけないのかということに大きな疑問を感じます。
100歳以上の老人への食事内容のアンケートで共通した答えが「食べたいものを好きなだけ食べることだ」という一致した回答があります、これはいったい何を意味しているのでしょうか、性格と同じように生命体も個性というものがあります、その個性に適合した食事が本来は必要になり個性を無視して画一的な食事法を推奨するのは如何なものでしょうか。
ビジネスも然りで企業を経営する経営者にもそれぞれの個性に適合した手法を執る必要があります、その経営者の性格や思考を把握もせず画一的な戦略戦術を強要する経営コンサルタントは実に多いのです。
これは自分が経営を行ったことが無いもしくは充分に行っていないコンサルタントに多く見られます、過去に成功法則と言われた戦略戦術の数々、これもその企業の経営者の個性を無視したら最悪の結果を齎すでしょう。
経営の常識や定石に捕らわれているうちは上手くいかないのは至極当然です、個性に応じて自分流にアレンジしてこそ企業や経営者に適合した必勝法が確立されるのです。
成功者になるには「人の行動心理」を正確に理解することが必須条件と言えるほどに重要です、先日も「何かを始めようと思って相談すると、必ず身近な人ほど強く反対する」という心理について後輩と語りあいました。
何故身内が反対するのでしょう、こういったケースでは多くの場合は「相談者が心配だから」という見解です、これはほとんどの人がそう思うでしょう。
「身近な人は自分のことを心配してくれている」などと、自分は周囲の人に愛されていると思いたい気持ちも実はよくある心理状態です。
ここで考えなくてはいけないことは「身近な人ほど強く反対する」という事実です、これは何故でしょうか?
まず相談を受けた人の心理をズバリ言うと、相談者がそれを行うことによる自分の環境の変化を恐れます、これは意識するしないは別にして必ず何処かで考えるのです。
例えば相談者がそれを行うことによって今までと違う人と交流することになります、当然のこと多くの時間もそれに取られることになります、それによって今までのようにその人とのすれ違いが発生するなど多少なりとも変化が起こります。
その人が新たな情報によって思考が変わり、今までのように自分とのスムースな会話ができなくなり距離感を感じるようになるかもしれません。
人は「変化を恐れる」ということが遺伝子に組み込まれているのです、これによって自然に危険を回避しようとします、つまりこれは本能というべきものです。
身近な人ほどその影響度が強くなります、だから身近な人ほど何かを始めようと相談すると強く反対するということになります、これは最も簡単な心理ロジックに過ぎません。
心広く思慮深い人は相談者に反対はしません、思ったことをやらせてみるのが最もその人にとって経験を積み成長させることになることを考えているからです。
その結果において離れていこうが止めることもしません、それが双方にとっての結果と受け止める覚悟があるのですから。
「人は理由も意味もないことはしない」のです、つまり相談するという行為の裏にある心理を読むことがその人の状況を把握することに繋がります。
本当に自分でやりたいことが有る人は自分で決断し相談することはしません、つまり相談している時点で心からそれをやりたいのではないということでもあるのです。
更には相談する行為の裏には、結果責任を他者に押し付ける自己擁護の真理が隠されていることも理解すべきです。