2024年5月27日 10:00
会話や文章などで発する特徴的な言葉にはその人を理解する目的において大きな意味があります、人は記憶や思考に無い言葉を発することはできません、更には発するという行為は確実にその言葉を意識しています。
つまりその言葉を発するのは何らかのその言葉に関連した情報が記憶され更には思考しているのです、文章にしても同じことです、同じ事を表すのに人によって使う言葉が違うのは実に興味深い事実です。
また言葉はその人の考えの陰陽どちらかの状況を確実に表しています、例えば「人間関係」という言葉をよく使う人は「人間関係が重要」という意識の裏で「人間はある意味で怖い」を同時に意識している可能性が高いです。
同じように「心」という言葉をよく使う人は「思いやりや人を気遣う重要性」を意識している裏で「どこかで愛情を欲している」可能性が極めて高いと言えます、加えて言うと元気な人は「元気です!」とあえて言いません、だから「元気です!」と発する本当の意味は「元気になりたい」、もしくは「現在落ち込んでいる」状況なのです。
心が正常であれば心に関する状況を示す言葉は意識しないものです、意識するということ自体が意識せざるを得ない心の状況にあるということになります。
またSNSなどオープンな場所で他者に対して向けた言葉は確実に今の自分や自分の置かれた状況に向けられています、言葉を拾ってその人の状況を推測すれば人は隠し事はできないのです。
聞く人が聞けば、読む人が読めば、心の状況の全てが丸見えとなってしまいます、現在の精神状態を他者に察しられたくなければ冷静になるまでは何も発しないことです、無理に隠そうとすればそれもまた特徴的な言葉となって表れるのですから。