2024年5月20日 10:00
私は数年間で10社以上も事業再編成の目的で会社を誕生させたことがあります、代表を務める企業創設は過去20社以上となります、そして全ての会社が存続しています、つまり過去1社も倒産させていないのです。
40年間という経営歴には倒産の危機は幾度もありました、しかしその度にいろいろな経験を積み経営と再興手法を学び、時には一時避難的に上場企業の力を借りて再興を果たしてきました。
経営に行き詰まった経営者に対して周囲は「倒産させて再起させた方が早い」と必ず口を揃えたかのように言います、でも私は昔から「企業は人と同じだ、何故なら企業を法人と言うのだから」と言ってはどんな状況であろうと存続させる方法を熟考してきました。
再生は確かに大変な割には利益の保証もありません、また休む暇もなくあらゆる手を尽くさなくてはなりません、しかも常に時間との勝負で精神的にもかなり厳しいです、肉体的にも精神的にも倒産させた方が良いと誰しも考えるでしょう。
でも自分の子供とも思える会社が自分の目の前で倒れていく姿を平然と見ていられるでしょうか、私にはそこまで非情にはなれません、どんなに費用がかかろうがどんなに時間がかかろうが自身の手で創設した会社は必ず守りとおしたい、それが経営者の最大の務めでもあると思います。
そして「40年間一度も倒産させていない」、これが私の経営者としての誇りです、もしも存続させる意味が無くなった会社であるなら債権債務をゼロにして解散登記するのが経営者の責務として正しいと思います。