2024年5月 7日 09:00
食用タンポポを研究していてふと思いついたのがタンポポの花を食材にできないかというアイデアです、花そのものを食材にしようとする試みは今後大変意義深いものがあります。
普通は花を食材にしようとはしません、しかし花に茎葉や根に比べて多様な栄養素が詰まっている植物は実に多いのです。
食べられる花を「エディブルフラワー」と言うのですが日本では古来より菊が有名です、新潟の線形に咲く大きな菊の花びらは乾燥され一つの食材としても扱われています、戻して酢のものにするとほんのりとした苦味があり大変美味しいのです。
刺身の飾りにも小さな食用菊が使われることがあります、またランの仲間は南国ではジュースやフルーツの飾りつけに使われ勿論食べることができます。
実はタンポポもキク科の植物です、きっと美味しく食べる方法があるはずです、そんなわけで花という食材をもう少し研究してみる価値があると思っています。
この分野はまだまだ研究が進んでいません、研究すれば多くの栄養価が高く美味しい花が存在しているのではないかと思うのです。
意外や自然界には量も豊富に採れ美味しい花があるのかもしれません、取り合えず乾燥ものですが世界の食べられる花を取り寄せています。
スパイスやアロマテラピーで有名なイランイランは強烈な味と香りで気に入っています、またフレンチラベンダーやカモミールなどはお茶としても愉しめます。
生花の多くが香り付けや飾り用なのですが、ゴールドマリーなどは栄養も豊富で使い方によっては味付けにも充分使えます、現在カレーやシチューに入れてみたりといろいろな研究を行っています。