2024年2月12日 09:00
生活環境の大きな要素は、ライフラインである水道水の水質と空気汚染が身近な事項として存在しています。
ちょうど1年ほど前から石鹸の水還元率と並行してこの2つの要素についても調査研究を重ねており、クローズアップしてきたのが水の浄化作用のある素材です。
匂いや重金属を吸着すると言われているゼオライトやヤシ炭・竹炭・備長炭に代表される木炭などは、その物質の構造として細かい穴がたくさん存在していることが解っています。
この穴そのもので吸着する効果と、水中に入れておくことで細かい穴に微生物(バクテリア)が生息し、その微生物の浄化作用を用いる方法とがあります。
こういった浄化物質の一つである炭を調査している過程において、大変面白い炭が存在することを知りました。
それは「花炭」と呼ばれる工芸品です、炭を焼くのと同じ原理で植物の花や実を蒸し焼きにして水素と酸素を奪い炭素だけにする炭化を行うわけです、こうすることで花や実などがそのままの形で真っ黒な炭に変わります。
この花炭は飾ると置物としても趣があるだけでなく、実際に匂いや有害ガスなどを吸着して空気浄化の役割もしてくれます。
実はこの花炭に別の価値観を見出したいと考えています、まずは炭の効果を徹底的に研究です、花炭をどうするかということはその後の話なのです。