2023年10月 3日 09:00
2020年の調査では50歳以上の起業数が過去10年間比で倍増していることが解りました、背景には平均寿命の伸びや人生の最期に自分自身の好きなように生きていきたいという願望が出てくるようです。
2008年までは起業は一大イベントでした、例えば株式会社であれば資本金を1,000万円用意しなければなりませんし起業の際の登記にも8名の賛同者が必要でした、しかし現在では資本金は法的には1円で登記でき面倒な賛同者も不要です。
また、同じ売り上げであれば給与では不可能だった家賃や活動費を経費参入できるので実質的に見入りの金額が増えるというメリットを受ける目的での起業も見受けられます。
ただ、ここで注意してほしいのは経費参入できるといっても肝心の売上げがあって初めて可能となります、起業後数年間もほぼ売り上げが上がらず生活優先のためにアルバイトで何とか凌いでいる例も多々見受けられます。
これでは本末転倒もいいところです、むしろ自由が利かなくても給与をもらい続けたほうが幸せだったという人も多数見てきました。
起業は昔と違って費用がほとんどかからない分軽い気持ちで起業してしまう例が後を絶ちません、しっかりと専門家の意見を聞きながら自分に合った起業方法で起業してほしいものです。
夢を見るのは勝手です、でもその自分の夢に覚悟と責任を持ってほしいです、少なくても友人知人や家族に迷惑だけはかけないでいただきたいと思います。