2024年8月 9日 08:00
水の話し-4
皆さんは喉が渇いたときなどに何時も何を飲みますか?
ミネラルウォーター・お茶・コーヒー・ジュース・ビール・・・。
実はこれ全部「水」です、そう人間は「水」しか飲みません、いえ飲めません。
正確にいうと「水」もしくは「水」に他の成分を溶かし込んだ「水溶液」なのです。
これも、「水」が化学的にみて大変非常識な性質だから可能となる現象なのです。
他の「水素化合物」は殆ど成分を溶かし込むことはできません、しかし水だけは有機物だけでなく金属やガラスなどの無機質の物まで溶かし込んでしまいます。
更に不可思議なことは、「溶け込む臨界点」が増加するということです。
例えば、「水」に塩をこれ以上溶けないというところまで溶かします、これが塩が「溶け込む臨界点」です。
しかし不思議なことに、この状態で別の成分である砂糖などを入れると、更に砂糖と同時に塩も臨界点を越えて溶かし込んで行きます。
そうなのです、他の成分を溶かし込むと更に溶かし込む容量が増えるのです、そして自らの量をはるかに凌ぐ数倍の量の成分さえも溶かし込んでしまうのです。
こんな不思議な液体は、地球上に他に類がありません。
しかし、これが生物にとっては極めて重要な性質だったのです。
血液を考えてください、鉄やカルシウムなどの無機質をイオン化して溶かし込み、さらに糖分や脂質などの栄養分を溶かし込んで細胞の隅々まで運びます。
「水」にこのような性質がなければ、生命が誕生したとしても生命を維持することができませんでした。
血液だけではありません、リンパ液や尿もすべて「水」の「水溶性」という特徴がなければ機能しません。
これが「生命の水」たる理由ではないでしょうか、そしてやはり生命を育む為に神の偉大なる力によって作られた液体としか思えません。
私が思うに、「神が創造した最高傑作の芸術品」である「水」を汚すこと、イコール自分の首を絞めているのと同じことではないでしょうか?
<続く>