2024年12月 9日 08:00
「木気」
「波」の要素と「五行思想」から得られるキーワード = 春、東、温暖、成長、元気
「元素」の性質から得られるキーワード = 生命、組成、吸収、恒常
とにかく何かを得ることや自分を成長させることに関心があるのが、この「木気」の最大の特徴です。
そのせいか読書や勉強、セミナーなど「自分磨き」には時間や費用を惜しまず注ぎこみます。
これの延長線上にあるものが、資格を取ったり貯金をしたりと物が増えることで安心感を得る人も見受けられます。
逆に成長の反対の退化や、減ることに関しては異常なほど神経質になる人もいます。
とにかく自分が関心のない無駄な物には一切のお金は使わず、例え親しい友人や先輩に頼まれても自分や家族などの身内にとって意味のないものは買わない人が多いように思います。
ビジネスでは自分の努力で出世しようとしていくタフなタイプなので、人のアドバイスなどは参考にはするもののそのまま受け入れることはしません。
ただし他人の話には良く耳を貸します、しかしこれの多くの意味が情報を収集することが目的ですから、よく聞いたからといって実際の行動に行かされるということに関しては別の問題と捉えているようです。
そのいう点で言うと他人の扱いにもあまり感情などを入れ込むこともなく、不必要に情に流されることも少ないので、組織で言えばTOPよりも「参謀」の方が、この「木気」の良さを出せます、また気持ちの面でも割と楽なポジションと言えるでしょう。
逆に責任を取る立場では、本来の良さが失われてしまいストレスさえ感じてきます。
別な言い方をすると、人にはアドバイスしても自分では「責任は取りたくない」、というちゃっかりしたスタンスがこの「木気」なのです。
したがって「非情」に思われることもあるので、充分に言い方や行動には注意を払った方が無難でしょう。
正論を真っ向からぶつけるタイプが多いので、思わぬ人間関係のトラブルに巻き込まれてしまうことも多々あるでしょう。
正論とはその人の「正解」とは異なることを知って、その人なりの「正解」を見守ることも時には肝要です。
得たものを上手く生かせない人も多いので、得ることよりも得たものをどう皆のために生かすことが出来るのかと考えるようにすると、周囲と「摩擦」を起こさずに済むでしょう。
情報を吸収して自分なりのアレンジを加えて発信すること、これはビジネスにもプライベートにも通じる「木気」の必勝戦略です。
また、常に周囲に元気を振りまくことも肝要です、元気を振りまくといってもカラオケやジョークで盛り上げるということではなく、疲れを取る癒し系の方です。
「止まり木の如く振る舞う」ことが「木気」が一番輝けるときなのです。
最後に、ビジネスではクールな一面を表面に出していますが、実は家族を重んじる家庭的な面もあります。