現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
前回の続きです。
⑥ make a big deal out of it.「小さなことで騒ぎ立てる」
A: How come you didn't call me.「なぜ電話しなかったの?」
B: I didn't wanna make a big deal out of it.「事を荒立てたくなかったから。」
⑦ wheel and deal「駆け引きをする」
目的のためなら手段を選ばないという意味合いがあり、政治やビジネスの世界で否定的に使われることが多いようです。
ex. He made a lot of money by wheeling and dealing, but he ended up losing trust in return.「彼は駆け引きをしてたくさん儲けたが、その代償に信用を失った。」
ex. She's a wheeler dealer.「彼女は(お金のためなら手段を選ばない)策略家だ。」
⑧ sweeten the deal「好条件にする」
交渉中に好条件を提示して、魅力な提案にするという意味です。おまけをするというニュアンスでカジュアルな場面でも使えます。
A: Did you buy that car?「あの車買ったの?」
B: Yes, because they sweetened the deal by offering a big discount.「うん。大幅な値下げで条件を良くしてくれたから。」
⑨ the real deal「本物だ」
ex. This whisky is the real deal.「このウィスキーは本物だ。」
ex. Our boss is the real deal.「私たちの上司はただ者じゃない。」
⑩ a great deal of~「たくさんの~」
ex. Children have a great deal of energy.「子供は元気いっぱいだ。」
ex. Learning English needs a great deal of time.「英語学習にはたくさんの時間が必要だ。」
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
英語圏ではさまざまなシーンで"deal"が出てきます。
定番フレーズやイディオムを10パターンご紹介します。
① It's a deal.「それに決めた。」
A: Could you give me a discount?「安くしてくれませんか?」
B: How about $100?「$100でどうですか?」
A: It's a deal.「それで手を打ちましょう。」
② It's a good deal.「お買い得です。」
ex. She got a lot of good deals at Costco yesterday.「昨日コストコでたくさんお買い得商品を買った。」
ex. I got a really good deal on that car.「手頃ないい値段で車を変えた。」
③ It's no big deal.「大したことないよ。」
A: I don't know how to thank you. 「なんて感謝すればいいかわからないよ。」
B: It's no big deal.「大したことじゃないよ。」
A: Are you OK?「大丈夫?」
B: It's no big deal. It's just a cold.「大したことないよ。ただの風邪です。」
④ It's a done deal.「それはもう決まったことです。」「もう済んだ話です。」
A: She might change her mind. You should talk to her again.「彼女の気が変わるかもしれない。もう一度話さないと。」
B: I don't think so. It's a done deal.「それはないと思う。もう決まったことだから。」
⑤ That's a deal breaker.「その条件は受け入れられないです。」
A: What made you decide to leave office?「なぜ会社を辞めたの?」
B: Women would never be promoted at that company. That's a deal breaker.「あの会社では女性は昇進できない。これは受け入れられません。」
A: What would you never compromise in your marriage?「結婚生活においてあなたが妥協できないことはなんですか?」
B: Dishonesty such as lying is a deal breaker for me.「嘘をつくなどの不誠実さはアウトです。」
次回に続きます。
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
前回の続きです。
goodは「良い」だけではなく、様々な使われ方をしています。
①「サイズや量や時間などが多い・大きい」
■This bed is a good size.「このベッドは(十分に)大きい。」
■They have a good selection of local wine.「あの店は地ワインの品ぞろえがいい。(品ぞろえが豊富だ。)」
■We put a good amount of time and effort into that project.「私たちはそのプロジェクトに時間と労力を費やした。」
■There's a good chance of snow today.「今日は雪の可能性が高い。」
■A: I really want to pass the exam.「試験に絶対合格したい。」
B: I believe your chances are pretty good.「合格するって私は信じてるよ。」
② "a good" で「少なくとも」
■A good 100 people were there.「少なくとも100人はそこにいた。」
■It takes a good 10 years to become independent as a chef.「一人前のシェフになるには少なくても10年はかかる。」
■We waited a good 1 hour.「少なくとも1時間は待った。」
③「有効な」
■Is this milk still good?「この牛乳はまだ大丈夫?(食べられる?)」
■This coupon is good for 1 month. 「このクーポンは1か月間有効です。」
■When is this ticket good untill?「このチケットはいつまで使えますか?」
辞書を引かないような簡単な単語ほど奥が深いなと思います。goodをマスターするとより自然な会話ができますのでこの機会にマスターしてみてください。
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
ワーキングホリデーでカナダの語学学校に通っていたことがあります。ダウンタウン近郊のコンドミニアムやシェアハウスでは、たくさんの学生やネイティブたちがルームシェアをして住んでいます。
もっと学校に近いところに住みたいなと、引っ越しを考え始めていた私は、どこか部屋が空いていないか、ルームメイトを探している人はいないかなど、学校の掲示板やネットで調べていました。
そんな矢先、「友達のカナダ人女性がルームメイトを探している」と、学校の友達が教えてくれました。私はさっそく連絡をとってもらい、部屋を見せてもらうことにしました。
掃除の分担、友達を部屋に呼ぶときのルール、冷蔵庫は上下で分けている・・などの説明をひととおり聞き、すぐに気に入りここに住みたいと思いました。
学校から近いだけではなく、その女性がとても素敵な子でとても気が合ったので、これならストレスなくルームシェアができるだろうと思ったからです。
しかしその部屋はダウンタウンの中心にあり交通の便もよく、その割には家賃が安めだったのでのでとても人気でした。
すでに私が部屋を見る前に2人が見に来ていて、私の後にまだあと1人残っている上に、私以外は全員カナダ人とのことでした。英語があまり話せない私より、カナダ人同士の方が生活しやすいはずです。私はルームメイトに選ばれないだろうなと思っていました。
ですが帰り際にその子が私にこう言いました。
"Your chances are quite good!"
「私のチャンスはとても良い?」と意味がわからなかったのですが、ポジティブなことを言ってくれたのはわかったので嬉しくなったとともに、家に帰ってから辞書で調べました。(当時はスマホなどなかったので・・)
goodは「良い」だけではなく別の意味も持っていることを知り、その後もネイティブたちが日常生活でさまざまな使い方をしていることに新鮮さを感じたことを今でもよく覚えています。
「良い」以外の意味には、
①「サイズや量や時間などが多い・大きい」
②「少なくとも」
③「有効な」
があります。
上記の
"Your chances are quite good!"
は、①の意味で使われていて、「あなたを選ぶ可能性がとても高いよ!」という意味になります。
ちなみにその後連絡が入り、私がその部屋に住むことができました。
それでは次回、①~③それぞれの例文を見ながら詳しく書いていこうと思います。
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
和製英語について、前回と前々回の続きです。
和製英語の種類
①「ペットボトル」など、英単語を並べて作った単語や日本独特の単語
②「アポ」など、元々英単語として存在するが短縮させている単語
③「オードブル」など、英語ではなくフランス語等が語源のため、英語としては通じない単語
④「クレーム」など、元々は英単語だが日本では違う意味として使っている単語
⑤「エネルギー」など、元々は英単語だが発音が違うため通じない単語
のうち最後の⑤についていくつか挙げてみたいと思います。
ウイルス→ virus(ヴァイラス)
テーマ→ theme(シーム)
バンク→bank(べインク)
カオス→ chaos(ケイアス)
アルコール→ alcohol(アルコホール)
エネルギー → energy(エナジィ)
アレルギー→ allergy(アレジィ)
シュミレーション→Simulation(シミュレーション)
※「コミュニケーション」を「コミニケーション」と言う人がいるように「音位転換」と呼ばれる現象が起こっています。
「雰囲気(ふんいき)」→「ふいんき」、「新たしい(あらたしい)」→「あたらしい」※副詞の時には「あらたに(新たに)」という順番が残っている、「しだらない」→「だらしない」、「秋葉原(あきばはら)」→「あきはばら」など、転換後の言葉が一般化されたように、シュミレーションは日本語では問題ありませんが、英語では通じないケースがあります。
※番外編
逆に、日本語がそのまま英語になっている単語も何百もの数で存在します。
こんな日本語まであります。
Mottainai もったいない
Omakase おまかせ
Tukkomi ツッコミ
Hikikomori 引きこもり
日本語を話すとき、日ごろからできるだけカタカナの単語を使わないようにすることで、だいぶ日本語脳と英語脳を切り分けるようにできるようになりましたので、ナチュラルな英語を話したい方はぜひ参考にしてみてください。