現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
和製英語について、前回の続きです。
和製英語の種類
①「ペットボトル」など、英単語を並べて作った単語や日本独特の単語
②「アポ」など、元々英単語として存在するが短縮させている単語
③「オードブル」など、英語ではなくフランス語等が語源のため、英語としては通じない単語
④「クレーム」など、元々は英単語だが日本では違う意味として使っている単語
⑤「エネルギー」など、元々は英単語だが発音が違うため通じない単語
のうち今日は前回に続いて、職場でうっかり使ってしまいがちな和製英語②~④についていくつか挙げてみたいと思います。
アポ → appointment
ネゴ→ negotiation
ミス→ mistake
リスケ→ reschedule
オードブル→ appetizer / starter
アルバイト→ part-time job
ex. I work part-time. / I have a part-time job.
レッテル→ label
ex. I was labeled as a hypocrite.
「私は偽善者というレッテルを貼られた。」
ex. It's not nice to label someone.
「人にレッテルを貼るのはよくない。」
サイン→ signature
英語のサインは、動詞に使いますが名詞には使いません。名詞として使う場合は"signature"を使います。
ex. Please sign your name here.
「ここにサインしてください。」
ex. May I have your signature please?
「サインをいただけますか?」
クレーム→ complaint
英語のクレームは「権利をはっきり主張する、それが真相だと断言する」という意味合いになります。空港の手荷物受取所も"baggage claim"と言いますね。
サービス→ free / complimentary
日本語では無料提供することを「サービス」と言いますが、英語のサービスには無料と言うニュアンスが基本的に含まれないため、"This is service."と直訳してしまうと不自然になり通じないことがあります。
スマート→ slender
日本語では細い人を「スマート」と言いますが、英語のスマートは「賢い人」という意味になります。
ナイーブ→ sensitive
日本語では繊細な人を「ナイーブ」と言いますが、英語のナイーブは「鈍感な」「単純な」「考えが甘い」「世間知らずな」という意味になり、相手を見下しているようなニュアンスになってしまいます。
ユニーク→ funny
日本語では面白いという意味で「ユニーク」を使いますが、英語のユニークは「唯一無二の」「比類ない」という意味になり、面白いというニュアンスは含まれないので注意しましょう。
リフォーム→ renovation
日本語では家の改築という意味で「リフォーム」を使いますが、英語のリフォームは組織改革や内閣改造、制度や法律の修正に対して使われる言葉です。
メリットデメリット→ adcantage, disadvantage / pros and cons
日本語では「損得」「良い点悪い点」「利点と不利点」などすべての意味で「メリットデメリット」を使いますが、英語のメリットデメリットとは微妙なニュアンスの違いがあります。
■よく使われるのはadcantage, disadvantageです。
ex. What is the advantages of learning English?
「英語を学ぶメリット(利点)はなんですか?」
■また"pros and cons"という言い方は、ビジネス会話でも日常会話でもよくネイティブが使います。日本でも「プロコンリスト」と言いますね。
ex. We discussed the pros and cons of our new product development.
「私たちは新商品開発のメリットデメリット(良い点悪い点)について話し合った。」
■merit は損得や利点ではなく「美点、価値、功績」というニュアンスを含みます。
ex. Is there any merit here?
「これにはどんな価値があるの?」
ケースバイケース→ It depends
case-by-caseを使う時もありますがほとんど耳にしないです。
ex. Do you usually walk or take a bus to work? →It depends.
「職場まで徒歩?それともバスですか?」→「時と場合によります。」
チャージ→ top up / refill
チャージは「請求する」なので海外で通じないケースも多いです。
ex. I would like to [top up / refill ] my SUICA card.
「スイカにチャージしたいです。」
次回は⑤について説明していきたいと思います。
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
和製英語は想像以上に多く、その数や紛らわしさに少し驚かれるかもしれません。
英会話においてはそのやっかいさが、のちにボディブローのように足手まといになっていきます。会話につまづく原因になりますので、あなどらずにしっかり覚えておくことが英会話上達につながります。
和製単語とひとくちに言っても、
①「ペットボトル」など、英単語を並べて作った単語や日本独特の単語
②「アポ」など、元々英単語として存在するが短縮させている単語
③「オードブル」など、英語ではなくフランス語等が語源のため、英語としては通じない単語
④「クレーム」など、元々は英単語だが日本では違う意味として使っている単語
⑤「エネルギー」など、元々は英単語だが発音が違うため通じない単語
などさまざまです。
今日は上記①のうち、職場で間違って使ってしまいがちな和製英語をいくつか挙げてみたいと思います。
マイペース→ at one's own pace
ex. She works at her own pace.
「彼女はマイペースで仕事をします。」
キャッチコピー→ slogan / tagline / motto
ex. I like Nike's slogan, "Just do it."
「ナイキの"Just do it."というキャッチコピーが好きです。」
ex. The tagline for Neighbor Totoro is "belive in yourself."
「となりのトトロのキャッチコピーは"自分を信じる"です。」
ex. Netlix emphasized their current motto,"See what's next."
「Netflixは彼らのキャッチフレーズ"See what's next.をアピールしました。」
サラリーマン/OL → office worker
ネームカード(名刺)→ business card/ contact card
~アップ系
イメージアップ→ improve one's image / good impression
スキルアップ→[improve / enhance]one's skill
キャリアアップ→[enhance /advance / develop]one's career
グレードアップ→ [improve / upgrade / enhance]something
※スピードアップ、レベルアップ、パワーアップ、リストアップなども和製英語です。
~ダウン系
イメージダウン→ bad impression / negative image
コストダウン→[reduce / cut ]costs
プライスダウン→ discount / cut price
グレードダウン→ downgrade something
※スピードダウン、レベルダウン、パワーダウン、システムダウンなども和製英語です。
アフターサービス→ customer service / after-sale service
モニター→ test user
ジャストフィット/ジャスト~ →correct size / perfect suit / exact
日本ではジャストは「ぴったりの」「ちょうど」という意味でジャストを使いますが、英語だと「ただの」「たったの」となりニュアンスが変わってしまいます。ちょうどぴったりという単語はexactになります。
アンケート→ questionnaire / survey
カルテ→ medical card
プロダクション(制作会社)→ agency
プロダクションは「商品」という意味になります。
トイレ→ bathroom / rest room
toiletでも通じますが、便器そのもののイメージになります。
ノートパソコン→ laptop
ブラインドタッチ→ touch-typing
タッチパネル→ touch screen
ポスト→ mail box
ホチキス→ stapler
セロテープ→ scotch tape
シャーペン→ mechanical pencil
シャープペンシルというと「先が尖ったペン」という意味になってしまいます。
シール→ sticker
コンセント→ outlet / socket
アイスコーヒー → iced coffee
アイスティなども同様にiced teaになります。
リサイクルショップ→ secandhand store
リサイクルショップというと、空き缶などを集めている人が行くイメージがあります。
ざっと挙げただけでもこれだけの数があります。今回はビジネスの場面で使ってしまいそうな単語に絞りましたがまだまだたくさんありますので、英語を学び始めた方は少しずつ調べて覚えていくことをお勧めします。
次回は和製英語②~⑤について説明していきたいと思います。
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
前回の続きです。
fineと言えば挨拶の返事として"I'm fine."を思い出しますが、実際にはほとんどそのような使われ方をしません。今日はネイティブがfineをどう使うのかについてみていきたいと思います。
①I'm fine.「大丈夫です」
気遣いを受けたときなどに大丈夫だと伝えるフレーズです。
A: Are you OK?「大丈夫?」
B: I'm fine. I'm just a little tired.「大丈夫です。少し疲れているだけ。」
A: Today is her first day of work.「今日は彼女の初出勤の日だ。」
B: She'll be fine.「彼女は大丈夫だよ。」
②(No,) I'm fine.「(いいえ) 結構です」
何かを勧められたときに断るフレーズです。
A: Do you need anything ?「なにかいる?」
B: No, I'm fine. Thank you for asking though.「大丈夫です。聞いてくれてありがとう。」
A: Would you like another drink?「おかわりいかがですか?」
B: No thanks. We're fine. 「結構です。ありがとう。」
③ That's fine.「それで大丈夫です」、「構いません」
提案に対して賛成するや断るとき、相手が何かに対して謝っているときに使うフレーズです。That's OKやNo problemと同じと考えてよいと思います。
A: Can we change the meeting to Wednesday?「会議を水曜に変更していいですか?」
B: Yes that's fine with me.「はい大丈夫です。」
A: Would you like to order it?「(今在庫がないので)取り寄せますか?」
B: No, that's fine thanks.「いいえ結構です。」
A: I'm so sorry, I just broke a plate!「ごめんなさい、お皿を割ってしまいました!」
B: It's fine. Don't worry about it.「大丈夫だよ。気にしないで。」
※文脈によって、またアメリカ英語かイギリス英語かによっても、賛成なのか断っているのかニュアンスが変わってしまうことがあります。
日本語でも「大丈夫です」という意味に2つありますよね。
たとえば、
●白ワインがなくて赤しかないんだけど→大丈夫です(受け入れている)
●手伝おうか?→大丈夫です(断っている)
以前、食事に誘われたとき、"that's fine."と答えました。私は断ったつもりでした。でも「いいね、行こう。」と逆に伝えてしまい迷惑をかけてしまったことがあります。YesかNoかを付ければ間違いがないのでとにかくつけるようにすることをおすすめします。
④Fine.「もういいよ」「わかったよ」
もういいよ!と怒ったり、しょうがないなぁ、わかったよという気持ちを伝える場合に使います。
A: It's none of your business.「あなたには関係ない。」
B: Fine then! Suit yourself.「もういいよ、好きにすれば!」
A: Can you drive me to the station?「駅まで送ってくれない?」
B: Fine. 「いいよ。」
⑤その他
「罰金を科す」という動詞、「罰金」という名詞になります。
I was fined 50,000 yen for speeding and paid the fine next day.
「スピード違反で5万円の罰金を取られて次の日支払った。」
fineはとても便利な単語です。ぜひいろいろな使い方を練習してみてください。
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
中学の時にまず習う会話と言えば
How are you?「元気?」
I'm fine, thank you!「元気です、ありがとう!」
ですね。fineと言えばこのまま覚えている方も多いのではないでしょうか。
fineは辞書で引くと
見事な
素晴らしい
洗練された
などと良い意味がでてきますが、"I'm fine."は挨拶の返事としての使い方はほとんどされません。I'm fine以外にどんな風に返事をしているのか、そして、挨拶の返事としてfineを使わないネイティブたちは、実際にfineをどんな使い方をするのかについてみていきたいと思います。
名詞の前に置くと品質や状態が良い意味。"〇 is fine."は悪くないという意味
This is a fine mattress.
これは上質なマットレスです。
This mattress is fine.
このマットレスは悪くないです。
上記の理由もあり、挨拶の返事として I'm fineを使った場合は、元気ですと言う意味合いではなく、悪くはないというニュアンスになります。
1つ目の例文のように、fineは高品質の、洗練された、きめ細やかな、極細の、という意味で、広告などでもよく見かけます。
ex.
fine food 上質な食事
extra-fine grind (コーヒーの)極細挽き
ultra-fine pencile 超極細ペン
fine snow さらさらした粉雪
fine adjustment 微調整
I'm fine.以外のフレーズ
I'm good, thank you.「元気だよ、ありがとう」
I am doing great.「とても調子いいよ」
I'm doing good, what about you?「元気だよ、あなたは?」
Pretty good thanks.「とても元気だよ、ありがとう」
Can't be better.「すごく調子いいよ」
Not too bad.「悪くないよ」
I'm okay.「元気だよ」
All right.「元気だよ」
など様々でした。
How about you? What about you?などと聞き返したり、Thank youを添えると丁寧だと思います。
※補足:実際の会話はどのような感じか
私:How are you, 〇〇?
友:Hi, 〇〇. How are you doing?
私:I'm good thank you. How about you?
友:I'm doing pretty good thanks.
私:How are you?
友:Hey.
私:How is everything?
友:All right. I am struggling to finish all the preparations for the presentation.「元気だよ。プレゼンの準備を終わらせるのに奮闘しているよ。」
私:How are you doing?
友:Hi, what's up?
私:What's going on?
友:Nothing much. I was just about to go get some coffee. Do you wanna come?「どうということでもないけど、コーヒー買いに行こうと思ってたところだよ。一緒にくる?」
このように、How are you?は、まるでHelloやHi などの挨拶のように使われています。ぜひそれを意識してみてください。そうするととても自然な会話になると思います。
次回は、実際のネイティブの"fine"の使い方について見ていきたいと思います。
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
今日は当たり前に使う、どういたしまして。
"You are welcome."
についてです。
以前、友人からこんなことを言われました。
---友人との会話-----
友:Thanks.
「ありがとう。」
私:You're welcome.
「どういたしまして。」
友:I have a quick tip. I really don't know how to put this but it actually sounds like a little arrogant.
「アドバイスがあって、少し言いづらいんだけど、それは実は少し上から目線に聞こえるんだよ。」
**よく使うフレーズ**
quick tip:ちょっとしたアドバイス
I don't know how to put this:言いづらい(言いたくない)
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彼はカルフォルニア出身なので、地域によって違いはあるだろうけれど、you are welcomeはユーモアで使ったりするし、場合によっては皮肉っぽくも聞こえるときもあると親切に教えてくれました。
確かに海外ドラマのワンシーンでも、相手に対してがっかりしたり不本意なときにもユーモアや皮肉で"ユアーウェルカーム!"と言ったりする場面がよくあります。
それ以来、ネイティブの「どういたしまして」の言い方をマネするようにしました。
●実際によく耳にしたフレーズは、
No Problem.
My pleasure.
Of course.
Anytime.
Sure.
です。
●カフェやレストランのお会計のときなどで、Thank you.というと、
Thank you, too!
Have a nice day!
という風に返ってきたりします。
●こちらがミスをして、ごめんね、助けてくれてありがとうと言ったりするケースでは、
Don't worry.
Never mind.
などをよく耳にしました。
ちなみにその友人に、じゃあYou are welcome.と絶対に使わないのか?と尋ねたところ、
You are very welcome.
と、"very"を付けると失礼な感じがないし、とてもフォーマルだと教えてくれました。
こういうのは教科書には載っていない、ネイティブならではの感覚で面白いなぁと思います。
彼が言ったように地域性があるものだと思うので一概に失礼になるとは言えませんが、これを機会に色々な「どういたしまして」をマスターしてみるのもおすすめです。
~~今日の便利フレーズ学習10選~~
Big time!「かなり!/ 大成功!」
Spill it out.「はっきり言って。」
Bring yourself.「手ぶらでいいよ。」
Let's kill some time.「時間をつぶそう。」
Don't rush me.「急かさないで。」
That's it.「以上です。」
Go for it.「頑張って。」
Wish me luck!「祈っててね!」
Sounds like a plan!「いいね!」
So far, so good.「今のところ順調だよ。」